■ポルシェ919ハイブリッド(カーナンバー2)のドライバーのコメント

ロマン・デュマ
(35歳、参戦数15戦:2010年総合優勝、2007年総合3位、2015年総合5位、2013年GTEクラス優勝)
「ル・マンにおける目標は予選ではなく決勝レースであることは明らかです。とは言え最前列からスタートできるのは良い事ですし、WECのチャンピオンシップポイントも獲得出来ました。ウェットでも数周し、全ての状況下において919ハイブリッドが優れていることが分かりました」。
ニール・ジャニ
(32歳、スイス):(参戦数7戦:2015年予選周回タイム新記録、決勝総合5位)
「昨年ポールポジションを獲得したラップは衝撃的でしたが、今年は意味合いが違います。前日はトラフィックに阻まれましたが、それでも私はマシな方だったようです。これがたくさんのマシンと一緒に走行する難しさでしょう。今日は雨と汚れで路面が酷くて、とても厳しいコンディションでした。明日スタートドライバーを務めることができるのは光栄です。昨年もポールからスタートしましたが、我々は最も不運なポルシェになってしまいました。チームは細かい所まで準備をしてくれたので、今年はもう少し幸運に恵まれることを願います」。
マルク・リーブ
(35歳、参戦数10戦:2015年総合5位、2013年GTE/2010年GT2/2005年GTクラス優勝)
「プラクティスから予選まで難しい状況が続きましたが、全ては順調でした。クルマを改善し、レースに向けて多くを学んで良いタイム、そして良いグリッドを獲得出来ました。あらゆる点で我々は準備万端です」。
ル・マンにエントリーしている60台中、ほとんどの車両がそうであったように、GTE-Proクラスに参戦する2台のポルシェ ワークスチームも、水曜日の予選からタイムを縮めることは不可能でした。ゼッケン92の911 RSRを駆る昨年のル・マン覇者アール・バンバー(ニュージーランド)とフレデリック・マコウィッキ(フランス)、イェルク・ベルグマイスター(ドイツ)は土曜日15時(CET)に始まる決勝レースをクラス4列目からスタートします。昨年のLMP1クラスウィナーであるニック・タンディ(イギリス)とパトリック・ピレ、およびケビン・エストル(ともにフランス)によるカーナンバー91のポルシェ911 RSRは、チームメイトのすぐ後ろでスタートの瞬間を迎えます。
激しく雨が降る木曜日の予選において、僅かなチャンスを生かしたのはアブダビ・プロトンレーシングからGTE-Amに参戦するポルシェ ワークスドライバーのパトリック・ロング(アメリカ)でした。ロングは難しいコンディションの中、完璧にラップをまとめて前日のクラス7番グリッドから3番グリッドへチームを浮上させました。
