
加えて、安全上の観点からワークスチームのハイブリッド搭載車はフロント・スプリッターの取り付け位置が変更され、リアディフューザーのサイズが50mmに削減されるなど、空力面の規則が見直される。これによりワークスチームとプライベートチームの差は、さらに短縮されることとなる。
ACOのスポーティングマネージャーを務めるビンセント・ボーメニルは「これらのルール変更によって、LMP1で重要なプライベーターチームの活躍を後押しできる」と語る。
「2011年のル・マンでは、ワークスチームとプライベーターチームのギャップは1周あたり2.5秒だった。それが今年は7.5秒まで広がっている」
「ACOとマニュファクチャラーは、このギャップを埋めることで合意した。我々はワークスマシンのパフォーマンスを下げると同時に、プライベーターマシンのパフォーマンスを向上させたいんだ」
今年のル・マン24時間のLMP1に参戦しているプライベーターは、レベリオン・レーシングの2台とバイコレス・レーシングチームの計3台のみとなっている。
