トヨタは6月18〜19日に開催された第84回ル・マン24時間耐久レースで、首位を快走しながらもストップした5号車トヨタTS050ハイブリッドのトラブルの原因について、「ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクトまわりの不具合によるもの」と発表した。

 悲願の初勝利に向けて、レース後半から2号車ポルシェ919ハイブリッドと争いながらトップを走行していたアンソニー・デイビッドソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴組5号車トヨタTS050ハイブリッド。チェッカーが近づく頃になるとその差は1分半ほどに開き、サルト・サーキットは多くが『トヨタのル・マン24時間初勝利』を祝うムードとなっていた。

 しかし、フィニッシュまで残り6分半というところで、5号車をドライブしていた一貴は、ポルシェカーブを立ち上がったところで不調を感じ取り、無線で「ノーパワー!」と伝えた。一貴はなんとかTS050ハイブリッドを1周させるも、メインストレート上でストップ。その横を2号車ポルシェが通過し、フィニッシュまで残り3分での首位交代となった。

 この突然のトラブルについては、当初トヨタからは原因は明かされていなかったが、23日「ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合によるもので、これにより、ターボチャージャーの制御が失われた」と発表した。

スタッフと肩を抱き合いながらピットに戻る中嶋一貴
スタッフと肩を抱き合いながらピットに戻る中嶋一貴

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