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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.04.10 19:26
更新日: 2018.04.10 19:31

ブランパンGT:アウディと17年王者ランボルギーニが開幕勝利。レクサスは苦しい週末に

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ル・マン/WEC | ブランパンGT:アウディと17年王者ランボルギーニが開幕勝利。レクサスは苦しい週末に

 昨年までは決勝レース1の結果がそのままグリッド順位となっていたレース2は、今季から金曜日に行われる予選2回目の結果でスタート順が決定するフォーマットに変更されているが、8日(日)のポールは63号車ランボルギーニが獲得。2番手に2号車アウディが入り、奇しくもレース1でトップ争いを繰り広げた2台がフロントロウに並ぶこととなった。

 迎えた決勝は、3番手スタートとなった66号車アウディのバン・デル・リンデが1コーナーでスティーブンス駆る2号車アウディを攻略して2番手に浮上。トップの63号車を追いかけていく展開となる。

 しかし、ペースでは王者ボルトロッティが勝り、時間の経過とともに2台の差は大きくなっていく。スタートから25分後のピットウインドウ・オープン時までにそのギャップは8秒にまで広がっていた。

 トップをキープするのに十分なマージンを築いた63号車ランボルギーニはピットウインドウ・オープンから1周後にピットに戻るが、ここでシートベルトがはまらないアクシデントが発生。同時にピットボックス入ってきた3番手の2号車アウディに先行を許してしまう。

 その後、暫定首位に立った66号車アウディがピットに戻りドライバー交代後、コースに復帰すると、先にピット作業を終えていた2号車アウディがアンダーカットを成功させトップに浮上する。

 その後、2号車アウディを駆るドリス・バンスールは後続に9秒あまりのギャップを築くが、チェッカーまで残り22分となったところで無情にもドライブするーペナルティを科されてしまう。バンスールはピットアウト時に、ピットレーンに置かれたパイロンをなぎ倒しながらマシンを発進させていた。

 また、首位から4番手に後退した63号車ランボルギーニもピット作業違反によりドライブするーペナルティを受け、大きくポジションを落とすこととなっている。

 上位陣の相次ぐ脱落によってチャンスを得た66号車アウディは、レース残り20分あまりを危なげなく走り切ってトップチェッカー。うれしいチーム初優勝を決めた。

 2位はAKKA ASPの88号車メルセデスAMG GT3、アンドレア・カルダレッリを擁すGRTグラッサー・レーシング・チームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が3位に入ったことでレース2はトップ3を3メーカーが分け合う形となった。

 2018年シーズンからフル参戦を開始したエミール・フレイ・レーシングの2台のレクサスRC F GT3はいずれのレースでも苦戦。14号車レクサスはレース1のスタート直後にコースアウトしフロントにダメージを負ってリタイアとなったほか、レース2でも周回遅れになるなど波に乗れず。僚友114号車レクサスも2レースを通して13位が最高位と厳しい船出となっている。

 ブランパンGTシリーズ次戦、エンデュランスカップ第1戦は4月20~22日、イタリア・モンツァで開催される。エンデュランスカップではニッサン、ポルシェ、マクラーレンなども戦いに加わる予定だ。

連勝を狙った63号車ランボルギーニだったが、シートベルトのトラブルに泣いた。
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レース2トップチェッカーを受けた66号車アウディR8 LMS。アテンプト・レーシングにとって初優勝となった。
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レース2の2位表彰台を獲得したAKKA ASPの88号車メルセデスAMG GT3
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