ル・マンへの復帰の一方で気になるのはDTMでの活動だが、「DTMからBMWが撤退することは絶対にない」とマルカルトは強調しており、同じくDTMに参戦しているアウディやメルセデスと同様に、DTMと他カテゴリを並行してワークス活動を行うようだ。
かつてル・マンに挑戦していたM3 GT2はシュニッツァーがワークス活動を担当していたが、2019年のル・マン再デビューではどんな参戦体制になるのかも大いに気になるところだ。また、現在は北米IMSAへM6で参戦中のGTEモデルの後継モデルがル・マン用のGTE車両となるのかも気になるところ。
ドライバー面では、1973年から開始されたBMWジュニア育成プログラムにおいて、近年はふたたびGTプログラムでの若手育成が強化されている。ワークスサポートを行うニュルブルクリンクとスパの両24時間レースでも、特に今季は新進気鋭の若手ドライバーが積極的に採用されており、徐々に世代交代の兆しをみせている。これも2019年からのル・マンプロジェクトへ向けての準備の一環なのかもしれない。
また、アウト・モーター・ウント・シュポルトは、この活動が2021年のLMP1に向けた活動になる可能性も指摘している。
