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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.22 10:51
更新日: 2018.08.28 12:21

ポルシェ 2018/19年WEC第3戦シルバーストン レースレポート

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ル・マン/WEC | ポルシェ 2018/19年WEC第3戦シルバーストン レースレポート

 GTEアマクラスも、魅力的なレースでファンを喜ばせました。2番手からスタートしたポルシェ・ヤングプロフェッショナルのマット・キャンベル(オーストラリア)/クリスチャン・リード(ドイツ)/ポルシェ・ジュニアのジュリアン・アンドロウアー(フランス)組によるデンプシー-プロトン・レーシングチームは、168周を走りきりトップでゴールラインを切りました。
 
 ポールポジションからスタートしたポルシェ・ワークスドライバーのヨルグ・ベルクマイスター(ドイツ)/パトリック・リンゼイ(アメリカ)/エギディオ・ペルフェッティ(ノルウェー)組によるチーム・プロジェクト1は、レースの3分の2以上をリードしました。
 
 その後、ピットストップのエラーによるストップ・アンド・ゴー・ペナルティーで5番手まで後退しますが、3番手まで巻き返してWECで初の表彰台を飾りました。カスタマー・チームであるガルフ・レーシングのマイケル・ウェインライト(イギリス)/ベン・バーカー(イギリス)/アレックス・デイビソン(オーストラリア)組は6位、デンプシー-プロトン・レーシングのもう1台のポルシェ911 RSRを駆るジャンルカ・ローダ/ジョルジョ・ローダ(イタリア)/ポルシェ・ヤングプロフェッショナルのマッテオ・カイローリ(イタリア)組は8位でした。

レース後のコメント

パスカル・ツアリンデン(GTファクトリーモータースポーツのディレクター)

「残念なことに、レース後、車高に違反が見つかったことを知らされました。そのため91号車は失格となり、92号車が3位に繰り上がりました。我々はマニュファクチャラーズとドライバーズの首位を維持しています。ここで次のレースに焦点を合わせなければなりません」

ケビン・エストーレ(ポルシェ911 RSR #92)

「順調なスタートを切り、スタート直後に先頭に立った後リードを保ちました。残念ながら、ミカエルのスティントでタイヤトラブルが発生し、予定より早く彼を呼び戻して戦略を変える必要がありました。そのためピットでフェラーリにオーバーテイクされました。結局、タイヤが十分ではなく、再度のアタックはかないませんでした。しかし結果には満足しています」

ミハエル・クリステンセン(ポルシェ911 RSR #92)

「体力を消耗し、本当に長く感じました。ケビンは、素晴らしいスタートを切りました。残念ながらタイヤのトラブルで後退し、状況が良くなったときには挽回は無理でした」

デンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR
デンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSR

マット・キャンベル(ポルシェ911 RSR #77)

「また優勝できて本当に感激しています。前半が終わって、これ以上は無理だと思っていました。しかし、56号車ポルシェと90号車アストンマーチンがイエローコーション最中のピットインでタイムペナルティーを受けたので、ふたたびチャンスがめぐりました。簡単なレースではありませんでしたが、クルマは速く戦略も適切でした」

ジュリアン・アンドロウアー(ポルシェ911 RSR #77)

「最初のスティントはあまり良くありませんでした。先頭を追うときにタイヤのストレスが大きかったのでエンジニアに相談すると、2回目のスティントはずっと良くなりました。ライバルがペナルティーを受けたのでツキもありました。しかし、我々も重要な局面で的確に行動しました。最終的にチーム全体として素晴しいパフォーマンスを発揮できたのことを誇りに思います」

イェルク・ベルクマイスター(ポルシェ911 RSR #56)

「波乱に富んだレースでした。長時間首位に立った後、セーフティーカーが出動してピットインしました。残念ながら75秒のストップ・アンド・ゴー・ペナルティーを受けて5番手に後退しました。幸い最終ラップで3番手まで巻き返すことができたので、悪くない結果といえます」

 FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦は、10月14日に富士スピードウェイ(日本)で開催されます。

チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSR
チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSR


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