「我々はシーズン中、2019年のル・マンのために多大な努力を重ねてきました。ル・マンではあらゆることが起こり得ます」

「サーキットは独特で、レースは本当に長く天候も刻々と変わっていきます。もちろんライバルたちも軽視できません。ル・マンは誰にとっても本当に試練の場なのです」

 そう語る村田氏だが、連覇への自信は充分にあるようだ。「我々は強いチームスピリットを持ってトレーニングし、万全な準備をしてきました。ですので、ル・マン連覇に向けての準備は整っていると信じています。ファンのみなさまにワクワクするレースをお届けしたいと思っています」

■アロンソ「2019年は初勝利というプレッシャーから解放されることで、少しはレースが楽しめるのではないかな」

 村田氏と同様に、準備が整い今のところ順調だというブエミは「長年トヨタとともに戦ってきただけに、昨年ル・マンに勝てた意義は本当に大きかった。ついに勝利を勝ち取れたときの達成感は素晴らしいものだった」とコメント。

 そのブエミとともに8号車トヨタをドライブする一貴は「24時間レースは本当にタフで、完走するだけでも多くの困難が待ち受けており、勝つのはさらに難しいです。だからこそ、このル・マンというレースは特別で、僕たちが挑戦し続ける理由でもあります」とル・マンに挑む意義を説明する。

「昨年ル・マンで勝てたことは、もちろん僕のキャリアにとってもっとも重要な勝利ではありますが、それ以上に30年以上にわたって挑戦し続けてきたトヨタにとって本当に大きな勝利でした。再び勝つためには、まだまだ最大限の努力を続けて行かなくてはなりません」と兜の緒を締め直した。

 今戦がトヨタでのラストレースとなるアロンソは、ル・マンについて次のように述べる。

「ル・マンはシーズンカレンダーの中でもっとも厳しいレースだ。2018年に勝てたことは僕にとって、とても大きな意味があった。初めての挑戦だったが夢が叶ったのだらね。特別な一日となり、夢のような瞬間だったよ」

「表彰台で、ホームストレートからピットレーンまで人が溢れているのを見た時、ハードワークが報われたとともに、チームが本当に誇らしく感じたんだ」

「幸運にも、今年は初勝利というプレッシャーから解放される。だから少しはレースが楽しめるのではないかな。もちろん、そのなかでも全力でつねにチャレンジし続けるよ」

■「今年こそ7号車での優勝を叶えるべく全力を尽くす」と小林可夢偉

ル・マン初優勝と逆転戴冠を目指す小林可夢偉
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ル・マン連覇を狙う中嶋一貴
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