トミー・ミルナーとともに4号車コルベットを駆るオリバー・ギャビンは、ふたたびシャシーNo.4のマシンでレースを戦うことになる。
スペアカーとしてル・マンに運ばれていたNo.4シャシーは、ギャビンにとって思い出深いものだ。2016年シーズン、彼とミルナーはこのシャシーでデイトナ24時間、セブリング12時間を制したほか、ライムロック・パークではコルベット・レーシングの記念すべき100勝目を挙げ同年のGTル・マン(GTLM)クラスのチャンピオンを獲得している。
「確かにトミー(・ミルナー)と僕にとって、このシャシーは楽しい思い出が詰まった愛すべきものだ」と語ったギャビン。
「しかし、2017年のデイトナで火災に見舞われた後、一度廃車となりその後はスペアカーになった。また、WECのLM-GTE Proクラスを走るクルマになっているんだ」
そう説明するギャビンは、今回のシャーシ交換がシーズンをリスタートする上で、4号車の運気を好転させるのに役立つことを期待していると述べた。
ギャビンとミルナーは今シーズン、第4戦ミド・オハイオを終えた時点で表彰台獲得回数がロングビーチでの1回のみ。GTLMクラスのドライバーズランキングでは7番手に留まっている。
「残念ながら、今年はすべてのレースでうまくことを進められていない。だからこそ、僕らの走りがこれ以上悪くなるとは思えない!」
「僕たちはみな、それがどのように起きるのかを知っている。しかし、その悪い流れはここで終わる。クルマが壊れたことで、風向きが変わり、これからは結果を得はじめるだろう」
「僕らにスピードはある。直近のロングビーチ、ミド・オハイオ、そしてル・マンでさえ、勝利に挑戦するクルマを持っていたが、どうしてかすべてがうまくいかなかったんだ」
「今週末こそ、僕たちのレースになることを願っているよ」
