山下と同様に、WECでは普段LMP2マシンをドライブしているデ・フリースは「今回のテストは本当にエンジョイできた」と新人勢3番手となったテストを振りかえった。

「この機会を与えてくれたTOYOTA GAZOO RacingとWECに感謝している。TS050ハイブリッドの高いグリップ力に驚かされた。四輪駆動とトラクションコントロールによる走行性能は信じられないレベルなんだ!」

「ドライブの感覚はまったく自然で、燃料カットや異なるブースト戦略にもすぐ馴染めた。僕にとって未知の経験でしたが、本当に楽しかったよ」

 また、2017年のルーキーテスト以来、2年ぶりにトヨタTS050ハイブリッドに乗り込んだローランは「久しぶりのドライブとなったが、再びチームとともに働けたのがうれしく、走行を楽しめたよ」と喜んだ。

「僕が初めてTS050ハイブリッドをドライブしたのは2年前のここバーレーンだった。この地でふたたびこのテストに参加できたのは良かった。僕たちは新品タイヤ1セットを使用し、その後何度かロングランテストをこなしたんだ。TS050ハイブリッドは好調でテストはうまくいったよ」

 前日のWEC第4戦バーレーンで今季3度目のワン・ツー・フィニッシュを飾ったトヨタTS050ハイブリッドは、WECが現行LMP1規定に代わるル・マン・ハイパーカー(LMH)規定を2019/2020年シーズンから採用するため、今ルーキーテストが同地でのラストランとなっている。

ハイクラス・レーシングからWECルーキーテストに臨んだヤン・マグヌッセン
ハイクラス・レーシングからWECルーキーテストに臨んだヤン・マグヌッセン
2年ぶりにトヨタTS050ハイブリッドでのテスト走行を行ったトーマス・ローラン
2年ぶりにトヨタTS050ハイブリッドでのテスト走行を行ったトーマス・ローラン
ウエット路面となったバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行する7号車トヨタTS050ハイブリッド
ウエット路面となったバーレーン・インターナショナル・サーキットを走行する7号車トヨタTS050ハイブリッド
レーシングチーム・ネーデルランドの29号車オレカ07に乗り込んだハリソン・ニューウェイ
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WECに選ばれた4人の“ルーキードライバー”。左からビンセント・アブリル、ヨブ・バン・ウィタート、ニック・デ・フリース、ミケル・ジェンセン
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WEC第4戦バーレーンにスポット参戦し、ルーキーテストにも参加したGドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソン
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レベリオン・レーシングの1号車レベリオンR13・ギブソン
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