今レース最初のビッグアクシデントが発生したのはスタートから3時間20分過ぎ。3番手を争うアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05と55号車マツダがバスストップ・シケインで交錯し、スピン状態に陥ったエリオ・カストロネベス駆る7号車がタイヤバリアに叩きつけられたのだ。
この事故により7号車アキュラは長い修復作業を余儀なくされ戦線離脱。一方の55号車マツダは右フロントカナードを失う程度のダメージで済んだものの、ドライブスルーペナルティが課せられている。
その後、レースはGTDクラス車両同士の交錯や、LMP2カーの単独クラッシュなどの影響で計3回のフルコースコーションが入るなかで、総合首位争いは77号車マツダ、6号車アキュラ、10号車キャデラックなどがルーティンのピットタイミングごと順位を入れ替える展開に。
11時間過ぎからはデュバルがステアリングを握る5号車キャデラックがトップに立ち、これを可夢偉組10号車キャデラックや77号車マツダ、55号車マツダ、6号車アキュラが同一ラップで追いかけている。
LMP2クラスでは序盤からレースをリードするPR1マティアセン・モータースポーツの52号車オレカ07・ギブソンが、一度はドラゴンスピードの81号車オレカ07に首位の座を奪われたものの、再び抜き返してクラストップに立っている。
上位5台が同一ラップで争うGTLMクラスは、BMWチームRLLの24号車BMW M8 GTEが首位。ポルシェGTチームの912号車と911号車ポルシェ911 RSRがクラス2、3番手だ。
GTDクラスではポール・ミラー・レーシングの48号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoが首位を走行中。道見真也も乗り込むマイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3 Evoはクラス5番手につけている。
後半戦に入った2020年ロレックス24・アット・デイトナ。第58回大会のフィニッシュ予定時刻は26日13時40分(日本時間27日3時40分)だ。