カストロネベスがセブリングにおいてバン・デル・ザンデの代役として起用されることは、アキュラ・チーム・ペンスキーを駆ったDPiチャンピオンがWEC初出場に向けて準備が整っていることを意味している。
2017年のプチ・ル・マンがLMP2マシンでの最後のレースとなっているカストロネベスは、今月IMSA開幕戦のデイトナ24時間レースにウェイン・テイラー・レーシングから参戦するものの、フル参戦の機会は失っていた。
「セブリングでのWECにインターユーロポルから出場できることにとても興奮している」とカストロネベス。
「昨年から話し合ってきて、いま僕らは特別なことができるようになった。この参戦によってチームが多くの機会を得ることを願っている」
「DPiで3年間レースをしたことで、この挑戦の準備をすることができた。2021シーズンのスタートが待ちきれないね」
ブランドルは2017年にLMP2のジャッキー・チェンDCレーシングからWECに出場していた。その後、2019年にはユナイテッド・オートスポーツのLMP2プログラムに参加、ウィル・オーウェンとヨブ・バン・ウィタートとともに、昨シーズンのELMSではランキング2位となっている。
「世界の舞台に戻れるのは素晴らしいことだし、いくつかのサーキットを本当に楽しみにしている」とブランドル。
「僕は確かに、とても印象的なドライバーラインアップに名を連ねている。クバ、ランガー、エリオと一緒にマシンをプッシュするのを待ちきれない」
「チームはLMP3で素晴らしい結果を出した。エンジニアリングスタッフとメカニカルクルーとともに働き、チームを成功と次なる段階へと導くことを楽しみにしているよ」
インターユーロポルはELMSで5シーズンを過ごした後に、WECへと参戦する。ELMSでは2019年にリジェのLMP2プログラムを追加する以前、LMP3マシンで3シーズンを戦っていた。
チームは昨年10月のIMSAプチ・ル・マンでオレカ07のLMP2マシンのデビューを果たし、11月のセブリング12時間にも参加、WECへの参戦に向けて準備を重ねてきている。