ハワード・チャペルによれば、ブーストカーブの変化はエンジン出力の3~4%の減少をもたらし、加算された20kgのウエイトと組み合わせると、毎ラップ1秒の損失になるという。
「バーレーンでは、ここまでのシーズン同様に全力を挙げ、この変化を受け入れた状況でバランスのとれたレースができるよう願っている」と、チャペル。
ちなみにGTEプロのライバル勢は、全車ル・マン24時間の後にBoPによる調整を受けており、直近ではフェラーリ488GTEに対し、ターボブーストの削減が課された。アストンマーティン・バンテージGTEとポルシェ911RSRは大径のエアリストリクター装着を許されている。
チップ・ガナッシ・チームUKのアンディ・プリオール/ハリー・ティンクネル組67号車フォードGTは、富士と上海で2連勝を達成したものの、ランキング5番手。ランキング首位はアストンマーティンのニッキー・ティーム/マルコ・ソーレンセン組95号車アストンマーチン・V8バンテージで、AFコルセのダビデ・リゴン/サム・バード組71号車フェラーリが12ポイント差で追っている。
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