■特別(追加)規則

 デイトナ24時間レースにおいて、通常の規則に追加される主なスポーティング規則は、以下のとおり。

・タイヤセット数
DPi:38セット
LMP2:38セット
LMP3:30セット
GTLM:37セット
GTD:30セット

・最低運転時間
DPi/GTLM:2時間
LMP2/LMP3/GTD:4時間30分

・最大運転時間
全クラス:最大13時間。また、連続する6時間のうち4時間を超えてはならない

・ピットストップ義務付け(LMP3のみ)
最初の22時間のうち1度、8分間のピットストップを義務付け(アンダー・グリーンまたはFCY時)

新設されるLMP3クラスでは、ブレーキ交換などの作業時間確保のため、8分間のピットストップ1回が義務付けられる。
新設されるLMP3クラスでは、ブレーキ交換などの作業時間確保のため、8分間のピットストップ1回が義務付けられる。

■BoPの変更

 予選レース後の1月27日、IMSAは決勝のレースウイークに向けたBoP変更を伴うテクニカル・ブルテンを発行。BoPで目立った変更を受けたマシンはGTLMクラスのBMW M8 GTEで、公式テストウイークに比べ、最低重量が20kg重くなることが明らかになった。

 GTLMクラスのポールシッターであるシボレー・コルベットC8.R、フェラーリ488GTE Evoには変更がなかったが、ポルシェ911 RSR-19は重量が5kg、減らされる。

 IMSAはDPiおよびGTDクラスについてはBoPを変更していないが、DPiクラスのキャデラックDPi-V.Rについて、空力のコンフィギュレーション明確化。ホモロゲートされたフロントフェンダー・インサートの使用を義務付けている。

 LMP2クラスにおいては、公式テストウイークにおいてストレートスピードで苦戦していたリジェJS P217のウイング最小角度を減らす措置がとられている。

GTLMクラスのBMWは、BoP調整により公式テストから20kg増の状態で決勝レースを争う
GTLMクラスのBMWは、BoP調整により公式テストから20kg増の状態で決勝レースを争う

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