続いて18時20分からはハイパーカーとLMP2クラスの予選セッションとなった。

 トヨタGAZOO Racingの7号車GR010ハイブリッドはマイク・コンウェイ、8号車はブレンドン・ハートレーがアタックを担当。このほかハイパーカークラスでは、アルピーヌ36号車はバキシビエール、グリッケンハウス・レーシングの709号車グリッケンハウス007 LMHはリチャード・ウェストブルックの手でコースインした。

 計測1周目から、トヨタ7号車を含む6台のマシンがトラックリミット違反によりタイムを削除されるなどしたため、タイミングモニター上では激しく順位が変動。そんななか、まずは1分30秒524をマークしたアルピーヌ36号車のバキシビエールがトップに立ち、トヨタ7号車のコンウェイが1分30秒540で続いた。FP3までの全体ベストは31秒台後半。燃料搭載量を削ってのアタックで、いよいよ各車のポテンシャルが見えてくる。

 トヨタ8号車のハートレーは1回目のアタックを1分31秒499で終える。多くのクルマが一度ピットへと戻り、タイヤを交換して2回目のアタックへと出ていった。

 アウトラップ翌周の一発勝負となる2度目のアタックでは、トヨタ8号車のハートレーが1分30秒458とタイムを縮めた一方、7号車コンウェイはタイム更新ならず。

 ハートレーのタイムはバキシビエールが前半に残していたタイムを上回るものだったが、ハートレーの直前で2度目のアタックを敢行していたバキシビエールは、自身のタイムを更新する1分30秒364をマークしており、0秒094差でポールポジションを手中に収めた。

ブレンドン・ハートレーがアタッカーを務めたトヨタ8号車
ブレンドン・ハートレーがアタッカーを務めたトヨタ8号車

 3番手にはトヨタ7号車、4番手にはLMP2クラス最上位となるJOTA28号車オレカ07・ギブソンのトム・ブロンクビストが続いた。JOTAはアントニオ・フェリックス・ダ・コスタがアタックした38号車も総合5番手に続いており、LMP2クラス内でワン・ツーを達成する結果となった。

 グリッケンハウスのウェストブルックは、トップから1.8秒おくれとなる総合11番手で予選を終えている。

 ハイパーカー&LMP2クラスの予選も、延べ18件のトラックリミット違反が発生するやや荒れた展開となった。

 8時間の決勝レースは13日日曜の現地時間11時(日本時間19時)にスタートが切られる。

グリッケンハウスはベストタイムをトラックリミット違反により削除されている
グリッケンハウスはベストタイムをトラックリミット違反により削除されている

LMP2クラスの最速タイムをマークしたJOTAの28号車オレカ。トヨタ7号車からはコンマ6秒差
LMP2クラスの最速タイムをマークしたJOTAの28号車オレカ。トヨタ7号車からはコンマ6秒差

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