ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで開催された2021年のトタルエナジーズ・スパ24時間は、レース最終盤にトップに立ったアウディスポーツ・チームWRTの32号車アウディR8 LMSと、アイアン・リンクスの51号車フェラーリ488 GT3 Evoの一騎打ちとなり、ラスト10分でアレッサンドロ・ピエール・グイディ駆る後者が再逆転に成功し栄冠を勝ち取った。
フェラーリに次ぐ総合2位となった32号車アウディのドライバーであるドリス・ファントールは、レースの大部分を支配していたライバルから順位を奪い取った彼の最終スティントで履いたレインタイヤが「グリップを欠いていた」といい、アウディR8 LMSのポテンシャルを充分に引き出せなかったと説明した。