かくしてペナルティという裁定は下されたものの、エストーレもピエール・グイディも、劇的かつ、時にアグレッシブだったこのポジション争い自体に対しては、動揺することはなかったという。

「とてもキツいバトルだった。ふたりとも100%クリーンではなかったとは思うけど、良いショーだったと思うし、ふたりとも無事にレースを終えることができた」とエストーレは言う。

「これこそファンが見たいものだと思うし、僕はフェアなレースだったと考えている。だから、僕のペナルティは必要のないものだったと思うんだ」

「結局、彼は僕をパスした。僕らは何度か接触したが、彼はシケインをショートカットしたときに僕を追い越したんだ。彼はそれによってアドバンテージを得たから、彼がひどい目に遭ったとは僕は言えない」

「彼が僕を抜くのには、おそらく彼が予想していた以上に時間がかかったと思う。だけど、彼を抑え込むのが僕の仕事だからね」

ポルシェファクトリードライバーのエストーレ。2023年はLMDh車両『ポルシェ963』のドライバーにも選出されている
ポルシェファクトリードライバーのエストーレ。2023年はLMDh車両『ポルシェ963』のドライバーにも選出されている

 一方のピエール・グイディは、エストーレが「少し余計にプッシュしてきた」と感じたというが、このバトルについては不快に思わなかったという。

「ありとあらゆる場所で、僕はプッシュされていた」とピエール・グイディ。

「それが一種の復讐だったのかは分からないが……(編註:両車は2021年最終戦でも、タイトル争いをするなかで接触)。僕としては、このようなこと(92号車へのペナルティ)は予期していないものだった」

「だが結局、これは激しいレースなんだ。少しプッシュされすぎだなとは思ったが、これがモータースポーツというものだ」

本日のレースクイーン

五十嵐みさいがらしみさ
2026年 / スーパーGT
埼玉Green Braveサポーターズ
  • auto sport ch by autosport web

    20歳でスーパーGTの最高峰に挑む“新人”小林利徠斗に迫った『FORMATION LAP』2026年第1弾が6月5日に公開

    ふつうとちょっとズレてる──20歳で最高峰に挑む新人ドライバー【FORMATION LAP Produced by auto sport】2026 Episode 1

  • auto sport

    auto sport 2026年8月号 No.1622

    [特集]│多│角│検│証│
    なぜ、日本人はF1で勝てないのか?
    いつか夢を実現するために過去から学ぶ

  • asweb shop

    掘り出し物満載の特別企画『モデルカー祭り!』がautosport web shopで開催中。6月25日まで

    レア物や特別価格商品が満載!
    6月25日まで