一方、敗れたハンリーは惜しくも優勝を逃したものの、04号車が勝利に近づいたことは「信じられないこと」だったと述べた。
ハンリー、ジョージ・カーツ、マット・マクマリー、エステバン・グティエレスが駆るグレーとレッドのオレカ07は、アルガルベ・プロ・レーシングの新しいエントリーの初レースで170周をリードし、終始好調な走りを披露した。
ブロンズドライバーのカーツは、これまでLMP3カテゴリーに参戦していたが、LMP2カテゴリーでは今回が初参戦だった。
ハンリーはレース終盤、35号車オレカ07(TDSレーシング)をドライブするヨブ・バン・ウイタートの追撃を抑え、これにより勝利をほぼ手中に収めたかに思われた。その後のアレンとの最終決戦では、ほんのわずかの差で勝利を逃すことになったが、彼はチームが胸を張ってデイトナを去ることができると信じている。
「結果は理想的とは言えないが、この週末から得られるものは多い」と語ったハンリー。
「僕たちはとてもディープなLMP2の分野で、すぐに競争力を持つことができることを示した」
「新しいチーム、新しいドライバーグループとしてこのロレックス・デイトナ24時間にやってきて、あそこまで勝利に近づけたことは信じられないくらいだ。クラウドストライク・レーシングとアルガルベ・プロ・レーシングの皆の努力を本当に誇りに思う」
「(敗戦のキズは)少しは痛いけれど、ここからセブリング12時間やその他のミシュラン・エンデュランスカップの残りのシーズンに向けて、多くのことを得ることができるはずだ」