また、ドライの予選結果では思うようにタイムを出せず、クルマのセットアップで「ハマっている」ことを明らかにした可夢偉だが、この決勝日の午前中に行われたドライの30分間のフリー走行で、不振脱出の道筋が見え始めたという。

「僕には予選7分間(Q1で2度目のアタックを行うための時間)では時間が足りないようですね。タイヤには熱を入れているつもりですし、ウォームアップのラップタイムは前のクルマより速いんですけど、いざアタックすると全然(タイヤが)温まっていないんです。タイヤの使い方に問題があるのかなと考えています」

 走りの方では良くなる兆しが見えたようだが、今回のステアリングトラブルだけでなく、前回の開幕戦鈴鹿ではタイヤ交換時に右リヤタイヤが正しく装着されていなかったなど、とにかく今年の可夢偉&SUNOCO TEAM LEMANSにはアクシデントや不運が目立つ。2年目の今年の可夢偉には上位で戦う姿はもちろん、タイトル争いに加わるようなパフォーマンスが期待されていることは言うまでもない。

「僕のなかでは、まだ“第0戦”のままです。次の富士が“開幕戦”だと考えていきますよ」と前を見据える可夢偉。全7戦のうち、2戦と落とした状態からチャンピオン争いに加わるのは、通常なら厳しいはず。次の富士戦が、早くも今年の可夢偉の正念場となる。

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