「(アンドレと戦っている際)ヘアピンで国本が急にインに飛び込んできて、そこで接触しました。僕のマシンはフロント部分の先端が壊れましたが、特に走行には影響ありませんでしたよ」

 結果的には追突したとの裁定が下されたが、可夢偉としては避けきれないレーシングアクシデントだったと捉えているようだ。また、タイヤの内圧に影響されたことは認めつつも、全体的にマシンのパフォーマンスが不足していたとも語っている。

「序盤からタイヤの内圧を外していて苦しかったでずね。ポジションも後ろの方だったので、すぐにピットに入って内圧が適正になっているタイヤに交換したいと伝えて、早めにピットインしました」

「しかし、内圧のセッティングが間に合わず、装着したタイヤは内圧が高すぎました。結局、1番ベストな状態では走れませんでしたね。ただ、今週は全体的に速さが不足していて、タイヤだけがパフォーマンス不足の理由ではないですね」

「今週末は(第2戦岡山から)大幅にセッティングを変えて持ち込みましたが、結局ほとんどのセッションが雨でセッティングを煮詰めていく時間がありませんでした。今回はギャンブルに出るような形で持ち込んだので、それがあまりいい方向に向いていなかったのかな、というのが今週末の感想です」

 翌18日には富士スピードウェイでメーカーテストが行われ、シーズン中では数少ないテストの機会となる。ここで少しでもデータを収集し、上位進出のきっかけを掴みたいところだ。

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