可夢偉は平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と同じく、アウトラップから計測2周目でアタックを行い、予選Q2では2番手にコンマ3秒差をつける1分25秒799というコースレコードで圧倒的なトップタイムをマーク。一躍、予選ポールポジションの大本命となったが、直後の予選Q3ではまさかの再下位となる8番手。しかも、予選Q2よりも約1秒タイムが遅くなっていた。

「予選Q2も最終セクターで前のクルマに引っかかってコンマ1秒くらい損していたんですよ。だからQ3ではそこそこ余裕があるのかなと思ってQ2と同じようにアタックした結果、全然、1コーナーからグリップがなかった。別にアタックを失敗したとか、トラフィックに引っかかったとかじゃないです。単純に全然、グリップがなくて正直、何が起こったのか分からない」と予選後に戸惑いを見せる可夢偉。

「セットアップは若干リヤウイングのダウンフォースを増やしましたけど、ほとんど同じレベルで、それが問題じゃないくらいグリップしなかった。アタックを失敗せずに1秒遅れるのは、今までないです。Q2のレコードタイムよりも、心のショックがデカすぎます」

 予選Q2からQ3にかけて、外的な条件はほぼ同じ。わずかに気温が下がったとは言え、その変化がタイムにどこまで影響したのか。たしかに、予選Q2とQ3のタイムを比較すると、タイムアップしているドライバとタイムダウンしているドライバーが入り乱れている。それぞれにさまざまな理由があるだろうが、今シーズンのソフトタイヤは、なかなか一筋縄ではいかないクセ者なのかもしれない。

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