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投稿日: 2018.05.28 10:43
更新日: 2018.05.28 10:59

トヨタ スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート

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スーパーフォーミュラ | トヨタ スーパーフォーミュラ第3戦SUGO レースレポート

その直後にピットインした国本は、ピットアウト直後にシフトのトラブルに見舞われ痛恨のリタイア。最後までピットインを引っ張った関口、石浦もピットアウト後はポジションを落とすこととなってしまいました。

全車がピットを終えた時点でトヨタ勢最上位の2位に浮上したのは、5周終了という早い時期にピット作業を終えるという、独自の戦略を採ったキャシディ。これにセーフティカー導入と同時にピットインした中嶋が続き、そしてやはり7周目という早いタイミングでのピット作戦を採ったディルマンが4位に浮上しました。

中嶋は前を行くキャシディを攻めましたが逆転には至らず。小林もふたたび猛烈な追い上げを見せ前車との差を1秒以内まで詰めて行きましたが追い上げもそこまで。

キャシディがスーパーフォーミュラ2年目にして自身キャリアベストとなる2位でチェッカー。中嶋が3位で表彰台を獲得。第2戦から7号車をドライブ。前戦の決勝が中止となったため、事実上のデビュー戦となったディルマンが大健闘の4位入賞。

 この日最速の強さを見せながらもセーフティカーなど不運に泣いた小林が6位。山下が8位、平川が9位。石浦は11位、関口は終盤ファステストラップをマークする速さを見せましたが13位に終わりました。

KONDO RACING 3号車 ドライバー ニック・キャシディ

「とても嬉しいです。予想していたよりもはるかに良い結果の週末となりました。金曜日、土曜日ともに好調とは言い難い状況で、昨年ポールポジションを獲得したコースだというのに、方向性が見えず悩みました。しかし、今朝のウォームアップで手応えが得られたので、5周でピットインし、残り63周をソフトタイヤで走るという作戦を僕から提案しました」

「ソフトタイヤの持ちが未知数な中で、チームからはクレイジーだと言われました。途中でセーフティカーが入ったことで、タイヤが冷えてしまい厳しいかと思ったのですが、結果的には燃料面で助かりました。それでも燃料はぎりぎりで、最後の5周は、私のレースキャリアの中でも最も苦労した5周でした。スタート順位を考えれば2位は望外の結果です」

VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー 中嶋一貴

「展開的に幸運だったというのもありますし、セーフティカーが入ることをある程度頭に入れながら戦略を立てていた部分もあるので、それがある程度当たってくれた結果だと思います。SUGOはちょっとツキがあるのかなとも感じています」

「今季はここまで鈴鹿、オートポリスと非常に苦しいレースが続いていて、今回もQ3進出こそ果たせましたが、決して良い状況ではありませんでした。なかなか気持ち良く走れる状況ではないなかで、何とか結果を出すことができたというのは非常に重要だと思います。これで流れが変わってくれれば良いですし、次戦以降につなげていきたいです」

ニック・キャシディ(KONDO RACING)
ニック・キャシディ(KONDO RACING)


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