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投稿日: 2018.07.10 16:52

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2018スーパーフォーミュラ第4戦富士 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2018スーパーフォーミュラ第4戦富士 レースレポート

7/8(日)決勝レース

天候:曇 コース:ドライ
気温:30℃ 路面温度:37℃
決勝レース距離 4.563km×55Laps=250.965km
観客動員数:2万800人

 スッキリとしない空の下ではあったものの、ようやくドライコンディションにて決勝日を迎えました。今回、7/4(水)~5(木)に国内シェイクダウンも行われた、来季より導入される新車『ダラーラSF19』のデモランがピットウォーク時に行われ、大きな注目を集めました。

 最新レーシングカーのトレンドやテクノロジーが詰め込まれた期待の新車、TEAM IMPULも今後計画されているテストに参加する予定です。

 決勝レースは14時15分にフォーメーションラップが開始。関口雄飛が6番グリッドからソフトタイヤで、平川亮が7番グリッドからミディアムタイヤでレースをスタートしました。関口が抜群のスタートを決めて一気に前方へ。

 アウト側からすべてのマシンをかわしてしまおうかというくらいの勢いで1コーナーに飛び込んでいきましたが、ブレーキングを最大限遅らせたことで若干バランスを崩しつつNo.36 中嶋一貴選手(VANTELIN TEAM TOM’S)との3位争い。コカ・コーラーコーナーでインから被せて3位の座を得て、オープニングラップを終えます。

 一方、平川はオープニングラップで順位を落としてしまい、9位で2周目へ入っていきます。平川はその2周目の1コーナーでNo.17 塚越広大選手(REAL RACING)を捉えて8位へ順位浮上。しかしその後、7周目の1コーナーでNo.8 大嶋和也選手(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)にかわされてしまい、9位となります。

 3位を走行している関口は、上位2台に付いていくことが出来ずトップとのギャップが、11周目時点で11秒2に拡がってしまいました。11周目、平川がピットイン。ソフトタイヤへ交換してコースへと戻ります。

 この前後のタイミングで平川と同様、他のミディアムタイヤでスタートしたマシンも一斉にピットイン。アウトラップを終えてホームストレートへと戻ると、平川はオーバーテイクボタンを押してプッシュしながら、10位で中盤戦へと入っていきます。

 25周目、上位2台との差を埋めることが出来ない関口は、上位勢の先陣を切ってピットイン。ミディアムタイヤに交換してコースへ戻ります。コース復帰の位置は、No.2 国本雄資選手(JMS P.MU/CERUMO・INGING)とチームメイト平川のすぐ後ろの暫定11位。

 この時点では国本選手や平川が交換したソフトタイヤのコンディションが良く、コンスタントに周回したことで順位を上げ、関口は順位を下げることになってしまう、ITOCHU ENEX TEAM IMPULとしては2台で対照的な展開。

 この後もミディアムの関口よりもソフトの平川のほうがペースが良く、このレースではソフトタイヤの方がコンディションにマッチしていたか。43周目、スタートでバトルを繰り広げていたNo.36 中嶋選手がピット作業を終えて関口の前に。

関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 アウトラップの中嶋選手に食い下がりますが、今度は先行を許してしまいました。全車ピット作業を終えて、終盤に向けて平川は4位、関口は6位を走行します。その後関口は、7位のNo.8 大嶋選手からテールtoノーズ、時にはサイドバイサイドに持ち込まれながらも、そのプレッシャーを跳ね除けて見せます。

 ファイナルラップまでやり合いましたが、関口は守り切って6位でフィニッシュ。平川も4位から表彰台圏内の3位をうかがいましたが、惜しくも届かず4位でフィニッシュとなりました。

 表彰台には届きませんでしたが、ITOCHU ENEX TEAM IMPULは2台ともに手堅くポイントを獲得しました。早いもので今シーズンの残りレースは3戦と、折り返しを迎えます。次戦第5戦もてぎで今季初勝利を挙げられるよう準備を進めて参ります。引き続きITOCHU ENEX TEAM IMPULへのご声援よろしくお願いします。


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