中山と同じく、オリベイラも2シーズンぶりのスーパーフォーミュラ参戦となる。可夢偉同様にWECに参戦する、中嶋一貴の代役だ。VANTELIN TEAM TOM’S 36号車のステアリングを握る。

 オリベイラは「VANTELIN TEAM TOM’Sでスーパーフォーミュラに参戦できて、とてもうれしいよ」と今回のエントリーについて喜びを表した。しかし一方で、やはり今季から導入された2スペックタイヤが気にかかっているようだ。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(VANTELIN TEAM TOM’S)

「最後にスーパーフォーミュラをドライブしたのは(2016年最終戦の)鈴鹿だった。それからタイヤが違っているから、この週末でタイヤについて学ぶ必要がある。ステップ・バイ・ステップで前進していきたいと思っているよ」

 オリベイラにとって2018年のミディアム、ソフトのヨコハマタイヤを経験するのは今週末が初。久々のSF14に慣れるとともに、タイヤのフィーリングもつかまなければならない。

「ソフトタイヤでもレースではロングスティントが可能だと聞いている。今日(の専有走行)ではミディアムタイヤだけを試すつもりだ。そして明日、ミディアムとソフトを比べたい。どう違うのかなどをつかむことがポイントだ」

 スーパーフォーミュラの前身であった全日本選手権フォーミュラ・ニッポンと、スーパーフォーミュラ参戦時にオリベイラはもてぎで4勝を挙げている。そんなもてぎの印象について聞くと、「このサーキットではいい思い出がある。もちろん、シーズンの途中で参戦して、トップドライバーと争うのは難しいところはあるけれどね」とオリベイラ。

「でも、チームの助けになりたいし、チームにいい情報とマシンの改善を提供したいと思っている。それから、ポイントを獲得したいね。スポット参戦で結果を出すのは難しいかもしれないけれど、可能だとも思っているよ」

 2シーズンぶりのスーパーフォーミュラ参戦で、ベテランの老獪さを見せるか。スーパーフォーミュラ第5戦は、“帰ってきた”ドライバーふたりの、それぞれの戦いにも注目したい。

オリベイラは専有走行で14番手
オリベイラは専有走行で14番手

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