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投稿日: 2018.10.29 10:48
更新日: 2018.10.29 11:20

ホンダ 2018スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | ホンダ 2018スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

SUPER FORMULA Round07
鈴鹿サーキット

決勝
2018年10月28日(日)

#16 山本尚貴がポール・トゥ・ウインで今季3勝目
自身5年ぶり2度目のシリーズチャンピオンを獲得

 10月27日(土)~28日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で2018年度全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ最終戦(第7戦)が『第17回JAF鈴鹿グランプリ』として開催されました。前戦を終えた時点で、シリーズポイントランキングの首位は29ポイントの#3ニック・キャシディ(KONDO RACING)、2番手は25ポイントの#1石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、3番手が24ポイントの#16山本尚貴(TEAM MUGEN)となっており、このレースの結果により3人の中からシリーズチャンピオンが決定することになります。

 予選が行われる土曜日、鈴鹿サーキットは秋晴れとなりました。FIA ワールド・ツーリングカー・カップ(WTCR)と併催の今回、午後12時35分からノックアウト方式の公式予選が行われ、Q1からQ3まで3セッションの結果、#16山本がすべてのセッションでトップタイムを記録する圧巻のパフォーマンスでポールポジションを獲得。ポールポジションポイント1ポイントを加えたランキングでは#1石浦と同点の2番手に並び、決勝レースを迎えることとなりました。

山本尚貴(TEAM MUGEN)
山本尚貴(TEAM MUGEN)

 日曜日も前日に続いて晴天となり、午後2時15分、決勝レースが始まりました。ポールポジションから#16山本が好スタート、先頭で第1コーナーに飛び込んでじりじりと後続を引き離し始めました。シリーズポイントで#16山本を4ポイントリードする#3キャシディは、上位陣では唯一ミディアムタイヤを装着して4番手につけてレース後半に追い上げる作戦です。
 
 ソフトタイヤを装着してスタートした#16山本が逆転でシリーズチャンピオンとなるには、レース前半で後続を引き離して後半に追い上げる#3キャシディを押さえ込んで優勝する必要がありました。

 両者がタイヤ交換を終えレースが後半戦に入った時点で、#16山本と#3キャシディの差は7秒弱。消耗は速い反面、グリップ性能が高いソフトタイヤを装着した#3キャシディは、長持ちする反面、グリップ性能は低下するミディアムタイヤへ交換した#16山本との間隔をじりじりと縮め始めます。
 
 両者の差は最終ラップを迎える段階で1秒を切りました。しかし#16山本は落ち着いたレース運びを見せ、事実上スタートからフィニッシュまでトップを譲ることなく43周のレースを0秒654の差で走りきり、シリーズ第3戦以来今シーズン3回目の優勝をポール・トゥ・ウインで飾りました。その結果、最終戦の優勝ボーナスポイント3ポイントも加えたことで#3キャシディを逆転し、1ポイント差で2013年以来自身2回目となるSUPER FORMULAシリーズチャンピオンに輝きました。

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