二輪レースの全日本ロードレースについては、最高峰のJSB1000クラスのみ開催。2019年シーズンはワークス復帰2年目のTeam HRCと、中須賀克行擁するYAMAHA FACTORY RACING TEAMの争いに、スズキとカワサキも加わる四つどもえのバトルとなりそうだ。

 2018年シーズンのJSB1000クラスは、スプリントレースがメインとなり全8戦13レースとレース数が増えたほか、HondaワークスチームのTeam HRCが10年ぶりに復活するなど大きな話題があった。

 復活したTeam HRCから参戦した2018年王者の高橋巧と、2012年からシリーズ5連覇を果たした“絶対王者”、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀によるチャンピオン争いは、中止となった第7戦オートポリスのレース1と岡山戦を除いた11レース中8勝を挙げた中須賀に軍配。通算8度目のタイトルを獲得した。

 2019年シーズンのJSB1000は、2018年と同じくスプリントレースをメインに構成。全8戦12レースで争われ、4月20~21日の鈴鹿2&4は第2戦としてスプリントの2レースが行われる。

2018全日本ロードレース第2戦鈴鹿JSB1000 レース1スタートシーン
2018全日本ロードレース第2戦鈴鹿JSB1000 レース1スタートシーン

 シーズン開幕が迫ってきていることもあり、各陣営も次々と体制を発表している。YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2018年のチャンピオン中須賀と野左根航汰の2台体制を継続。Team HRCも高橋を継続起用し、2019年シーズンに挑む。中須賀と高橋は、昨年、鈴鹿で行われた第2戦と最終戦でも激しいバトルを展開している。2019年もこのふたりがレースを大いに盛り上げることは間違いないだろう。

 そして、ホンダとヤマハの一騎打ちに待ったをかけるべく、スズキとカワサキは体制を一新した。

 スズキのトップチームであるヨシムラMOTULレーシングは、渡辺一樹を継続起用するとともに、2007年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでヨシムラとともに優勝を勝ち取った加賀山就臣をラインアップに加えて体制強化を図る。また、ヨシムラで6年間エースライダーを務めた津田拓也はTeam KAGAYAMAへ移籍。チーム名をTK SUZUKI BLUE MAXに変え、ワークスチームに挑戦する。

 カワサキのトップチーム、Kawasaki Team GREENは、2018年のJ-GP2チャンピオン、岩戸亮介を起用。エースライダーの渡辺一馬とともに2019年シーズンを戦う。

 さらに、JSB1000若手ライダーの前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)に加え、世界選手権を経験しているベテランライダーの秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)、柳川明(will-raise racingRS-ITOH)、関口太郎(Team ATJ)も上位争いに絡んでくるはずだ。

 第2戦鈴鹿では、鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権をかけた『8耐トライアウト 2ndステージ』も開催される。鈴鹿戦では、プライベーターチームの鈴鹿8耐出場権をかけた争いにも注目だ。

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