Q2に向けてセットアップを変更したが、症状はおさまらず。そこで調べてみたところ、トラブルが見つかった。ただ、今回の結果については「(トラブルの割には)そんなに悪くはなかったのかなと、正直自分の中では思っています。トップを戦えるようなペースもなかったですし、初めて予選を戦って、非常にハイレベルでタイムも僅差だということが分かったので、すごくいい勉強になった」とあっさり。明日の決勝に向けては、スタートでもリスクは犯さず、まずは完走を目指したいのだと語った。

 とはいえ、ファンが可夢偉に求めているのは“圧倒的な結果”でもある。可夢偉は今回の予選後、土曜日のフリー走行が1時間だけであることについて「不満ですね。単純に走って、『はい予選』みたいな、賭けみたいなところもあるじゃないですか。ドライバーが走って、次のセッションで良くなって、というストーリーがあるからファンも追いかけていくんじゃないかなと思いますが、今はあまりにもストーリーがなさすぎて、『なんかあのドライバー当たったね』とか、『あのクルマよかったね』とかそういうレベルで終わってしまう感じがある。ちょっと残念ですね」と語った。

 可夢偉の言うストーリーはたしかに大事だが、少なくとも今の可夢偉に関してはファンが見たいのは、やはり、そうした困難な状況もはねのけてトップ争いをする姿だ。

 予選でのトラブルによって上位とのギャップは広まってしまったが、これまで何度も逆境を乗り越えてきた可夢偉だけに、決勝のリザルト、そして内容で、予選でたまったファンのフラストレーションを吹き飛ばしてほしい。

本日のレースクイーン

RiOりお
2025年 / スーパー耐久
raffinee μ's
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円