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投稿日: 2016.09.25 23:30
更新日: 2016.09.25 23:31

TOYOTA GAZOO Racing スーパーフォーミュラ第6戦SUGO レースレポート

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スーパーフォーミュラ | TOYOTA GAZOO Racing スーパーフォーミュラ第6戦SUGO レースレポート

決勝

 25日(日)は朝から日差しにも恵まれ、やや暑さを感じる気温27度、路面温度44度というコンディションで午後3時15分に68周で競われる第6戦決勝レースのスタートが切られた。

スーパーフォーミュラ第6戦SUGO
スーパーフォーミュラ第6戦SUGO

 ポールポジションの関口はポジションをキープ。その後方、ペナルティで3番手グリッドにひとつ降格してのスタートとなった中嶋一貴が得意のダッシュを決めて関口に続く2位に浮上した。首位の関口がじりじりと後続を引き離していく中、追う中嶋一貴は6周目に駆動系のトラブルに見舞われスローダウン。中嶋一貴はこのトラブルを抱えたままレースを続けることとなったが、このスローダウンで6位へと順位を落としてしまった。

 この中嶋一貴のスローダウンもあり、関口は2位に7秒もの大差で独走態勢に入った。後方では、7周目終了時点で8位を走行していたロッテラーが早くもピットイン。ロシター、オリベイラらも早めのピットで追い上げる作戦に出た。

 18周を終了した時点で、関口は2位に約14秒もの大差をつけて独走。ところが、19周目にチームメイトのオリベイラがスピンしコースオフ。グラベルに捕まって脱出できなくなってしまったため、セーフティカーが導入された。

 このセーフティカー導入のタイミングが関口にとっては不運となり、関口を除いた2位以下の未ピット勢が一斉にピットへ。これにより、隊列が整ったときには関口は首位にはつけていたものの、唯一ピットに入っておらず、しかも後続との大きなマージンを失うという厳しい状況となってしまった。

スーパーフォーミュラ第6戦SUGO
スーパーフォーミュラ第6戦SUGO

 しかし、23周目にセーフティカーが退出して再スタートが切られると、関口が猛烈なペースで後続との差を広げていった。ファステストラップを更新しながら、毎周約1秒ずつ2位との差を広げていった関口は、50周目を過ぎた頃には2位に30秒もの大差をつけ独走。約35秒差で55周目にピットインした関口は、燃料を給油すると、見事首位でコースに復帰して見せた。

 その後も後続を引き離す走りを続けた関口は、最終的に2位に14秒もの大差でトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。これまでの6レース、全て異なる勝者となっていた今年のスーパーフォーミュラで、ルーキーの関口が初めて2勝目を挙げたドライバーとなった。

スーパーフォーミュラ第6戦SUGO
スーパーフォーミュラ第6戦SUGO

 この勝利で、関口はランキングでも首位に浮上。2位の国本に4.5ポイント差をつけ、最終戦に臨むこととなった。トラブルを抱えながらも、再スタート後は終始3位を追うバトルを続けた中嶋一貴が、惜しくも逆転表彰台獲得はならず4位。ロッテラーが5位、ロシターが8位でポイント獲得。ロッテラーは首位に6ポイント差のランキング3位、中嶋一貴が7ポイント差の4位へと浮上し、最終戦での逆転に望みを繋いだ。


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