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投稿日: 2019.08.17 22:54
更新日: 2019.08.18 09:54

JMS P.MU / CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 予選レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU / CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 予選レポート

2019 SUPER FORMULA

JMS P.MU / CERUMO・INGING Race Report

第5戦 ツインリンクもてぎ
◆8月17日(土)<予選>天候:晴れ|コース状況:ドライ
#38石浦 宏明 5位/#39坪井 翔 10位

 2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦が、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)にて開催、本日公式予選が行われ、38号車石浦宏明が5位。39号車坪井翔が10位となった。

 台風一過、酷暑に見舞われたツインリンクもてぎ。朝から気温がぐんぐんあがり午前9時過ぎにはすでに気温は30度を超えていた。午前10時10分から行われた60分間のフリー走行では、38号車石浦12番手、39号車坪井6番手と、坪井は専有走行の感触は良かった。

 強い日差しの照り付けた灼熱のサーキットは、久しぶりにドライコンディションで予選を迎えることとなった。公式予選Q1は、今回もミディアムタイヤでのアタックがレギュレーションで義務付けられている。難しいミディアムタイヤの使い方を攻略することが必須。そこを攻略しなければQ2へは進めない。フリー走行では、そのミディアムタイヤに特化した走りを行った上で、ソフトタイヤの走行に移行という時間の使い方を石浦の方は行って、予選の時を迎えた。

 14時30分、気温38度、路面温度49度と高温のコンディションの中、オンタイムで公式予選Q1(20分間)がスタートした。38号車石浦は、1セット目のタイヤでは5番手。2セット目のタイヤで、1分33秒345のタイムを出し、最終的に5番手でQ2へ進んだ。一方、坪井は1セット目で7番手。その後ピットインし、2セット目のタイヤに履き替え1分33秒517で9番手のタイムをマーク、2台揃ってQ2へ進出した。Q1の1位から12位のクルマのタイムは、実に0.5秒差。非常に僅差の戦いだった。

 Q2は、12台の車両により15時ちょうどにスタートした。セッションは、7分間と非常に短い。18号車が先駆けてコースインするも周囲は様子見。その後、残り4分で他の11台がコースインすると、残り1分を切ったところで全車アタックを開始、一発勝負にかけた。

 38号車石浦は、1分32秒327で8番手、39号車坪井は、1分32秒793で10番手。坪井は惜しくもQ3進出は出来なかった。

 15時17分、Q3が開始された。7分間のセッションは、残り4分を切ると続々とコースイン。一発勝負にかけるが、そもそもウォームアップにかける時間は、1周または2周。ドライバーによりさまざまだ。38号車石浦は、3周目に1分31秒931を出し5番手と上々の予選結果で終えた。

 ここまででランキングは、38号車石浦が4ポイントで15位。39号車坪井が12ポイントで4位。昨年のこのもてぎのレースで、石浦はポールポジションをコースレコードで獲得した。良いイメージを持って明日の決勝に挑み、坪井は予選10番手とはいえ、フリー走行のセッションを6位で走行を終えている為、大いに手応えもある。明日は2台で表彰台を目指し、シリーズタイトル争いに弾みを付けたい。

〇石浦宏明選手のコメント

スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

「昨日の走行が、調子が良くなかったので可能な限り挽回をして良い流れを作るということが実行できたと思います。とは言え、上位とタイム差が結構あるので先が長いと実感しています。ただ今回は、久々にドライで予選が行えたので、新たにいろいろトライもでき、今日の一日は、うまく行ったと思います。今日の結果を明日の決勝の成績に繋げられるようしっかり頑張りたいと思います」

〇坪井翔選手

スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

「ドライコンディションで予選をやるのは、久しぶりでした。ドライでQ1を通過したことがなかったので、Q1を突破してソフトタイヤで予選を走るのが目標でした。そこへ進まないとセットアップもわからないと思っていました。朝持っていたイメージでセットアップを変えていったのですが、予選では真逆に行ってしまいうまく走れませんでした。乗っていた時も、Q3へは進めないと自分でもわかる走りしかできませんでした。失敗はしましたが、やっとこの経験が出来ました。Q2よりさらにQ3の方が路面が良いと思うので、予選でどうアジャストして行ったら良いのかなんとなくわかって来た気がします。Q2がうまく行かなかっただけで、10番手とは言え遅いとは思っていません。10位からのスタートですが、表彰台を目指して頑張りたいと思います」

〇立川祐路監督のコメント

スーパーフォーミュラ第5戦富士 立川祐路監督(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
立川祐路監督(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

「石浦の方は、5番手ととても順調な流れになりました。いろいろ試してみたりした結果ですが、昨日はよくなかった分、今日頑張ってくれたので明日はもっと上位を目指して欲しいですね。坪井の方は、昨日から順調だったのですが、今日はQ2がうまく行きませんでした。しかし、やっとドライで迎えた予選でQ1も突破できたので、良かったです。明日は中団から追い上げてもらいます」


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