投稿日: 2021.06.20 23:19

P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 決勝レポート


スーパーフォーミュラ | P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 決勝レポート

2021 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第4戦スポーツランドSUGO 気温24度 路面温度34度
6月20日(日)<決勝>
天候: 曇り コース状況:ドライ

#38 坪井翔 決勝15位
#39 阪口晴南 決勝8位

昨日から降り続いた雨は朝方には上がり、ドライコンディションで迎えた決勝日。フリー走行が始まる頃には小雨がパラついたものの、天候は決勝レーススタート直前に一気に回復に向かった。
サポートレースや、コロナ禍でも安全を考慮したピットビューイングなどお客様へのコンテンツは、オンタイムで実施されていった。

決勝

午前9時からのフリー走行は、決勝セットの確認とピット作業もこなしレースに備え坪井6位、阪口13位。

今回の決勝では、ピット作業の義務あり。先頭車両が10周目のセーフティカーラインに到達した時点からファイナルラップに入るまで実施しなくてはならない。決勝レースは、周回数が53周もしくは、70分間のレース。

朝の曇り空がうそのような青空が広がり、初夏の日差しの照り付ける中、13時半、熱戦の火ぶたが切って落とされた。

3番グリッドからスタートの阪口は、スタートを上手く決め、また2番グリッドからスタートの6号車が出遅れた事もあり、2番手で1コーナーに飛び込んで行く。3周目、1コーナーへの侵入からオーバーテイクシステムを使って後方から攻めて来た5号車と競り合う。ブレーキングで止まれずバランスを崩してしまい、5号車に接触してしまった。どうにか体勢を戻しコースに留まるも、コースの外側のダスティな部分を走ってしまう。その為、タイヤの心配などをしつつクルマの状況を探りながら走っている間に、6番手までポジションを落としてしまった。

10周目、ピット作業が可能になると上位の1台がピットへ入り5番手に上がる。早めのピットを選択した阪口は、19周目にピットイン。17番手でコース復帰した。フレッシュなタイヤで2秒ほどペースが上がるも、上位のクルマをパスするには速さが足りない。

一方、坪井は、スタートでポジションを1つ上げ13番手、3周目12番手、5周目に3号車に抜かれ13番手。10周目に入ると坪井より上位のクルマ2台がピットインし11番手へ浮上。その後もピットへ向かうクルマで順位が変動していく。

レースが折り返した26周時点で、阪口11番手。坪井はピット作業を引っ張りステイアウト。4番手を走行していた。

阪口は、ピットへ向かうクルマの状況で34周までに8位へと上がる。その後は、思いのほか離されてしまった前を行く37号車との約9秒のギャップを埋めるパワーはなく、そのまま周回を続け8位でチェッカーを受けた。

4番手だった坪井は、26周を終えた時点でピットへと向かう。ここでメカニックたちはピット作業を7秒0の早さで終え、コースへと送り出した。17位でコース復帰した坪井だったが、こちらも思うようにペースが上がらない。前半のスティントとほぼ同等のペース。

2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

上位のピットインと34周目で4号車をオーバーテイクした坪井は15位へと上がった。残り周回は、こちらも前の3号車に追いつくことが叶わず。約17秒もの差がついてしまい、そのまま15位でチェッカーを受けた。

ウエットとは裏腹になかなか勝負ができないドライコンディションでの2台の走り。ドライでの走りは、チームの以前からの課題でもある。ピット作業など、改善をして良くなっている点もあり、今回はそれが発揮された。

若手ドライバーがのびのび頑張ることができる環境は、われわれチームの特徴でもあるので、才能あるドライバーと共に、良いレースをお見せできるよう精進していく。

次戦の第5戦は、8月28日(土)、29日(日)ツインリンクもてぎにて開催される。どんなコンディションでも、きっちりレース中にバトルができるよう準備をしレースに臨む。

■コメント
#38 坪井翔

「決勝は全く良い所がありませんでした。雨では良いのにと思うと、菅生のドライでの走りに関しては、もう少し考えないといけないと思っています。晴南も集団に飲み込まれているので、何か原因があると思いますし遅い要因をしっかり追究する必要があると思っています。次のもてぎは菅生よりは大丈夫だと思うので、上位を目指して頑張ります」

2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

#39 阪口晴南

「スタートが上手く行きました。ウエットでもドライでも改善出来て開幕戦のような失敗はなく最近は上手くいっていると思います。序盤の1コーナーでの競り合いでは、止まり切れず福住選手に迷惑をかけてしまいました。その後は、まったくペースが上がらず、レース中は前が離れて行き、後ろは追いついてくる状態で成す術がありませんでした。今後ドライの走り方についてもっと考えなくてはいけないと思っています」

2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)

立川祐路監督

「昨日のウエットからドライコンディションへと変わり、2台ともペースが全然足りませんでした。それに尽きると思います。周りと戦うには厳しい状況であり、守りのレースとなってしまいました。予選の調子の良さを考えると、残念ですね。きちんと原因を見つけて次に活かしたいと思います。応援ありがとうございました」

2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第4戦SUGO 立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)


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