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投稿日: 2021.08.29 22:15
更新日: 2021.08.29 22:17

P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | P.MU/CERUMO・INGING 2021スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 決勝レポート

2021 SUPER FORMULA
P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第5戦ツインリンクもてぎ 気温31度 路面温度36度
8月29日(日)<決勝>
天候: くもりのち晴れ コース状況:ドライ

#38 坪井翔 決勝9位
#39 阪口晴南 決勝5位

決勝

湿気はあるものの予選日よりも気温が下がり、若干過ごしやすい朝を迎えたツインリンクもてぎ。午前9時からのフリー走行は、阪口8位、坪井11位。レースペースに改善を加えるべく、チームは決勝に備えた。

レースフォーマットの決勝35周は、昨年の同時期、コロナ禍でようやく迎えた開幕戦と同じ周回数ではあるが、今年はピット作業を加える形になった。

スターティンググリッドは、上位のクルマがエンジン交換によりグリッド降格となった為、阪口7番手、坪井は10番手からのスタートなった。

午後2時フォーメーションラップ開始。全車がグリッドにつきグリーンフラッグが振られると、熱戦の火ぶたが切って落とされた。

阪口は得意のスタートを決め1つポジションをあげ6番手。坪井は、OTSを使い9番手で1コーナーを通過。このオープニングラップの際、V字コーナーで3号車が5号車に接触し、バランスを崩してしまった5号車とそれに巻き込まれ行き場を失った12号車、14号車による多重クラッシュが発生。2周目よりセーフティーカーが導入された。その後、マシンの回収が終わると、セーフティーカーが解除となり5周目でレースがリスタートした。

8周目、7番手走行中の15号車がアクシデントによりポジションダウン。坪井は8番手へ。これにより阪口と7位以降の後続集団が離れる形となった。

10周を消化しミニマムで阪口がピットへ向かう。迅速なピット作業により前にいたクルマの前でコースに送り出すことに成功。12番手でコース復帰した。ピット作業を終えたグループの中では3番手を走行。

坪井は、阪口とは別の戦略を取りピットを引っ張る作戦。その後19周目を消化しピットへと向かった。7位でコース復帰するもまだアウトラップである為、2台前に行かれ9番手。

25周、まだピット作業を未消化のクルマがピットイン、阪口5位、坪井8位へ。

26周、それまでトップを走行していた20号車がピットイン。これで全車がルーティンのピット作業を完了。2台のポジションの変動はナシ。阪口は、後続が追いつくもきっちり抑えきり5位フィニッシュ。坪井はゴール目前に1台抜かれたものの9位でチェッカーを受け、2台共にポイントを獲得した。チームにとってミスもなく、課題はあるものの次に繋がるレースをすることが出来た。

メカニックのピット作業は、シーズン序盤でミスがあり、その後メカニックたちが練習を重ねた成果である。前戦菅生で改善があらわれ、今回はリザルトを押し上げる結果となった。チェッカー後、無線を通じて39号車のピットクルーへは阪口から感謝の言葉が伝えられた。限りあるシーズンではあるが、一つずつ前進し結果に繋げていきたい。

次戦第6戦は、10月15日(土)、16日(日)、今回に続きツインリンクもてぎにて開催される。

2021スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
2021スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

■コメント
#38 坪井翔

「スタートは常に良い感じで、クラッシュも避けられましたしポジションをあげることもできました。ただ、朝のフリー走行でも速いチームと差があって、決勝に向けて少しでも追いつけるよう変えていったのですが、根本的なものが解決していません。晴南は5位フィニッシュですが、2人ともレースペースが良くなく、改善をしなくてはと思っています。昨年2勝したのが信じられないほど迷走中ではあるのですが、次も同じサーキットなので、それまでの一か月半でどうにか打開策を見い出したいです」

坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

#39 阪口晴南

「スタートは無難に決められて、グリッドの奇数側がブレーキングできるスペースがあったので、多重クラッシュを避けられましたし、1台抜いて前に出ることが出来ました。レースペースは良くなかったですが、自分と後続集団が大きく離れていて、ピットに入るタイミングもミニマムで入り易かったです。またピットの作業もメカニックたちが改善を見せてくれ、とても速かったので、ピットで1秒以上先にいるクルマを抜くことに成功しました。あれがすごく大きくて、それに応えるべく頑張りました。内容としては満足していません。トヨタ勢で言えばインパル陣営が早く、また宮田選手も速いので、そこと同等のペースで走れるようになれば、予選も良い光が見えてくると思います」

阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)

立川祐路監督

「38号車は予選が中団だったので、きっちりと今週出来ることをやり、9位でスタートより前でフィニッシュ出来ました。39号車の方は、スタートでポジションを上げることが出来ましたし、ピット作業で1台抜いたことは、チームとしてもとてもうれしく、メカニックがよく頑張ってくれたと思います。5位フィニッシュで、今回の順位は今出来ることはやったとは思いますが、トップチームには届いていません。次戦も同じサーキットですので、これ以上の結果を出せるようまた頑張りたいと思います」

立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)
立川祐路監督(P.MU/CERUMO・INGING)


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