モータースポーツの原動力、それは人間の『熱意』であるとも言える。誰よりも速く走りたい、強いクルマを作りたいという想いが、すべての出発点。熱意を燃料にひとつのことに打ち込む人々が、モータースポーツ業界には多数存在する。この連載では、レースを心から愛する、そんなレース界の『一徹さん』たちに、熱量の源泉と実際の仕事ぶり、そして哲学を聞く。
第5回に登場いただくのは、全日本スーパーフォーミュラ選手権をプロモートする日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久(よしひさ)社長だ。鈴鹿サーキットの“現場”で汗を流した下積み時代について語ってもらった前編に続き、この後編では現在のプロモーター職へと至る道程に迫る。
■“フォーミュラがしっかりしていないとダメ”という教え
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