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2017.03.31

“事件”から始まった第二章。最高のアップデートで連覇に挑むつちやエンジニアリング


スーパーGT | “事件”から始まった第二章。最高のアップデートで連覇に挑むつちやエンジニアリング

■「土屋春雄になるしかなかった」

 父であり、これまでガレージを支えてきた春雄が不在となり、武士は「えらいことになっていた」と当時を振り返る。2017年に向けてやることは満載だ。ただ、父の性格を良く知る武士は、「まず意識したのは、親父が心配しないようにガレージをやろうと思った」ことだという。

 きっと生粋のメカニックである春雄は入院しながら、VivaC 86 MCはどうなっているのか常に気にするはずだ。そこで、帰ってきてから見舞いのたびに聞かれるであろうことを、武士は数字で答えられるように、すべて測定しておき安心させた。その仕事への打ち込み方は、春雄が入院していた3ヶ月以上の間、見舞いはわずか2回だけに留めたという徹底ぶりだ。その姿勢が一番の安心材料だったのだろう。

 また、自らガレージに入り作業を行っていくかたわら、武士は“春雄の存在”に気づく。今季、VivaC team TSUCHIYAはレースメカニック1年目、2年目のスタッフが多く、ベテランスタッフがサポートするかたちをとっている。さらに春雄不在にともない、ガレージを良く知るメカにも来てもらったが、「逆に、自分がいないとダメだと気づいた」という。

「やっぱり土屋春雄があそこにいたから、ピーンと張り詰めた空気があったんです。いいスタッフがいくら来ても、土屋春雄がいないと、つちやエンジニアリングにならない」と武士。

「だから、『土屋武士が土屋春雄になる』しかなかったんです」

 こうして武士は2017年の開幕に向け、つちやエンジニアリングの中心となって作業を行った。しかしこれは、思わぬ“副産物”を生んだ。

スーパーGT富士公式テストを走るVivaC 86 MC
スーパーGT富士公式テストを走るVivaC 86 MC


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