開幕戦なのに、「優勝」という言葉が出ないほど、ホンダ、ニッサンともにレクサス陣営の強さを認めているわけだが、では、そのレクサス陣営はこの開幕戦の目標をどう見据えているのか。TRDのエンジン開発を担う佐々木孝博エンジニアに聞いた。
「目標は予選、決勝ともに1〜6位独占です。予選はちょっと厳しいかもしれませんが、レースはきちんと走れば達成できると思います。雨はNSXが速そうですが、レクサス陣営のオフのテストの速さをきっちりと証明したいですね」
なんたる自信! これまでのスーパーGTの開幕戦で、ここまで評価がはっきりした中で迎えるシーズンもなかったはず。誰もが認めるレクサス1強状態で迎える第1戦岡山戦。いつもとは違った緊張感の中、新時代を迎える今シーズンのスーパーGT500クラスの戦いが、いよいよ幕を開ける。
