更新日: 2024.04.17 20:47
ARTA 2024スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート
2024 AUTOBACS SUPER GT
Rd.1 OKAYAMA GT 300km RACE
決勝レポート
■GT500 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8
序盤のSCでポジションアップも8位どまり
前日の予選のタイム抹消により、ピットからスタートする#8 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは野尻智紀選手がスタートドライバーを務める。
パレードラップを行ったあと、ピットインしてスタートを待った。500クラスのスタートが切られ、ピット作業が許可されたタイミングで、8号車はパレードラップ分の給油を行い、ピットを出ていった。300クラスが通り過ぎたあと、コースイン。1周目に他車がコースアウトでいきなりセーフティーカー(SC)が導入された。
3周目にメインストレートで隊列を整えるために、全車停止。これにより8号車は300クラスの集団を抜くリスクを避けることができ、500クラスの最後尾につけることができた。さらに他車の接触もあり、12番手まで順位を上げた。
7周目にリスタートが切られた。野尻選手は11番手にポジションをあげ、前車を追った。20周目の1コーナーで、ひとつ順位をあげ、ポイント圏内の10番手にポジションアップ。21周目にはさらにポジションをひとつ上げて、9番手を走行。29周目あたりから、ルーティンのピットインを行うチームが出始めた。
8号車は32周目にピットイン。ミスなくピット作業を終え、松下信治選手を送り出す。40周目の時点で順位は9番手。45周目に前車を抜き、8番手にポジションアップ。
64周目まで順調に周回を重ねたところで、300クラス車両がコース上にストップしてしまい、フルコースイエロー(FCY)が導入された。車両回収は直ちに完了し、翌周の66周目にFCYは解除され、リスタート。その後は前車を追ったものの、順位を上げることができなかった。しかしながら、最後尾からのスタートで8位でチェッカーを受けてポイントを獲得することに成功した。
●鈴木亜久里監督のコメント
「1周目にSCが入って、500クラスの集団の後ろにつけたのはラッキーだった。余計なリスクが減って、戦えるポジションに来られたからね。でも、全体的なペースがもう少し欲しいので、次までにセットを見直して、トップ争いができるように頑張ります」
●土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「予選で四脱してピットスタートだったのですが、それでもポイント圏内に入れたのは良かった。チームとドライバーは良く頑張ってくれたね」
●田中洋克チームディレクターのコメント
「あのポジションから上がれたのは良かったですが、まだまだ足りないところがあるのでデータを見直してセットを詰めていきたいです」
●野尻智紀選手のコメント
「何とかポイントもとれましたし、自分たちがやれることはできたと思います。次、勝てる体制を整えて頑張ります。応援して下さい」
●松下信治選手のコメント
「最初にセーフティーカーが出てくれて、野尻選手が集団に追い付いてボクに渡してくれたのは、このレースでとても良かったところですね。そこからは結構単独で走っていて、前半はペースに課題があったかと思います。後半のペースは良かったですが、決して一番速い訳ではないので、タイヤ、セット、ドライビングの3つを見直して次頑張ります」