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投稿日: 2017.05.05 13:06
更新日: 2017.05.18 10:47

スーパーGT第2戦富士:作戦とチーム、ドライバーの力。僅差のなかでGT300の勝敗を分けたモノ


スーパーGT | スーパーGT第2戦富士:作戦とチーム、ドライバーの力。僅差のなかでGT300の勝敗を分けたモノ

 僅差のスーパーGTでは、圧倒的なポテンシャルの差で勝利をつかむことは難しい。ミスやトラブルを極力しないことこそが重要だ。その意味では、中山も坪井も「勝てるとは思っていなかった」と言うが、今回のJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、それらの“マイナス要素”が極めて少なかったことが勝因と言えるだろう。

「ミスをしないことが重要ですが、ミスをしないクルマであることも、ひとつのポテンシャルだと思います。このクルマからのインフォメーションどおりに走れば、そのとおりに走れる。チームの力もあると思います」と中山は言う。今回はSYNTIUM LMcorsa RC F GT3も決勝では好走をみせており、今後レクサスRC F GT3のポテンシャルは侮れないものになるのは間違いない。

 一方、勝てるポテンシャルはありながらも、“ミスやトラブル”があったのがライバルだった。ポールからレースをリードしたグッドスマイル 初音ミク AMGは、タイヤのパンクチャーに泣くことに。GOODSMILE RACING & TeamUKYOの河野高男エンジニアは「原因はまだ不明」だという。

2017スーパーGT第2戦富士 グッドスマイル 初音ミク AMG
2017スーパーGT第2戦富士 グッドスマイル 初音ミク AMG

 では、もし仮にグッドスマイル 初音ミク AMGのタイヤトラブルがなければ、JMS P.MU LMcorsa RC F GT3と優勝を争う存在だったのだろうか。「レースにタラレバは禁物ですが」と聞いてみると、「良い勝負だったと思う」と語った。

「GAINER TANAX AMG GT3とのタイム差を見ても、谷口(信輝)のときのパンクチャーがなければ、普通に51号車の前にいけたと思う。パンクチャーの前は51号車に21秒くらいマージンはあっただけに……」という。

「今回51号車はRC Fとブリヂストンというパッケージが良かったと思うけど、他でもそうかというとそれは分からない。でも、今年のメルセデスは強いよ。65号車もまた来ると思う。それにまた11号車とも争うときが来ると思う」

2017スーパーGT第2戦富士 D'station Porsche
2017スーパーGT第2戦富士 D’station Porsche

 また、惜しい存在だったのは3位に入ったD’station Porscheだ。予選ではスヴェン・ミューラーが四輪脱輪のペナルティをとられてしまい、3番手から14番手へ。決勝でも、序盤8番手まで追い上げながら、藤井誠暢がARTA BMW M6 GT3のバトルの際に、接触を避けようとステアリングを切らざるを得ず、スピン。23番手までポジションを落とし、そこからハイペースで追い上げ3位という結果なのだ。

 こちらも“タラレバは禁物”ながら、予選のペナルティや決勝のスピンがなければ、勝てていた可能性は高い。事実藤井も、「勝てていましたね」という。今季、セットアップが進んだポルシェ911 GT3 R勢はGULF NAC PORSCHE 911を含め非常にポテンシャルが高く、「今年はメルセデス、ポルシェ、レクサスの年ではないか……?」という声もチラホラ聞かれ始めた。

 今後、SUGOや鈴鹿ではふたたびJAF-GT勢が速さを取り戻すのは間違いないだろうが、前述の3車種がコースを問わず速いのはかなり可能性が高そう。しかし、そのなかで勝利を掴むためには、やはり“ミスやトラブル”を極力減らすチーム力、ドライバー力が問われることになりそうだ。

GAINER TANAX triple a GT-R 2017スーパーGT第2戦富士
GAINER TANAX triple a GT-R 2017スーパーGT第2戦富士

GAINER TANAX AMG GT3 2017スーパーGT第2戦富士
GAINER TANAX AMG GT3 2017スーパーGT第2戦富士

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