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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.05.08 13:27

LEXUS TEAM SARD スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | LEXUS TEAM SARD スーパーGT第2戦富士 レースレポート

■公式予選

■Q1:ヘイキがQ1を6位で通過
 3日(水・祝)午後は雲が広がり、気温18度/路面温度27度と上がらない状況でのQ1。残り10分ほどでファーストアタッカーのヘイキがコースイン。公式練習走行でフィーリングの良かった柔らかめタイヤを選択して臨んだQ1。丁寧にタイヤに熱を入れながら前後のマシンとの間隔をうまく調整するヘイキは5周目にアタックに入った。若干まだタイヤの熱がベストパフォーマスの領域に届いていないのかセクター3でベストに。まずは1分28秒485の3番手タイムでQ1突破圏内を確保。さらに続けてアタックを続けたヘイキはセクター1、2とも自己ベストをコンマ1秒更新するタイムで駆け抜ける。セクター3でのタイムに期待がかかったが、前の周よりコンマ2秒ほどロスして更新ならず。コンマ4秒ほど伸び代があったが最初のアタックタイム1分28秒485で無事6位通過となった。

■Q2:平手が超僅差のQ2で惜しくも5位に
 公式予選Q2は、気温19度/路面温度27度とQ1と余り変わらずのコンディション。Q1と同じソフト系タイヤを装着する平手は、ヘイキからの情報によるタイヤに温まり具合を念頭にじっくりと丁寧に熱を入れていく。ライバル勢が5周目にベストを記録していき、順位が刻々と変わる超僅差の争いの中で、満を持して6周目のアタックにかけた気合い十分の平手は、抜群の速さでセクター1、2でヘイキのタイムを上回ってくる自己ベストを記録。大いに期待がかかったセクター3でもしっかりと速い自己ベストタイムを揃えてまとめあげてきた平手。特に3位から5位までのレクサス勢が100分の数秒差で超僅差となった争いで、惜しくも5位となったが決勝に期待ができる3列目5番グリッド獲得となった。

■決勝

■ウォームアップ走行
 4日(木・祝)選手紹介のセレモニーの後に設定された20分間のウォームアップ走行は、気温19度/路面温度29度の晴れのコンディションの中、まずスタートドライバーを努めるヘイキがコースイン。決勝セットの確認を続け7周チェックした後にピットワークのシミュレーションを兼ねてピットインし平手と交代。平手が4周を走行して決勝への準備を無事に終えた。

■決勝スタート
第1スティント:ヘイキが華麗なオーバーテイクで3位浮上
 4日(木・祝)14時18分決勝スタート時点は気温19度/路面温度29度の晴れ。剛毅果断に5番グリッドからの勝利を目指していったヘイキが駆るDENSO KOBELCO SARD LC500は、整然と切られたスタートで好ダッシュを見せると、2周目には1コーナーで6号車を華麗にパスして4位に浮上。7周目には同じく1コーナーにて23号車を攻略して早くも3位にまで順位を上げる速さを見せた。その後、上位3台をレクサスが連なって走る編隊を組みながら前とのギャップを削っていくヘイキは20周目頃には2位の36号車との接近戦を展開。セクター1で毎ラップ赤マークを示すほど1コーナーを攻めていく。その2位36号車がピットインしたため、ヘイキを次の周となる34周を終え直ぐさまピットに呼び寄せた。ヘイキはインラップも攻めに攻めてタイムを稼いでピットインし、奪首への執着を見せた。

第2スティント:平手がアクシデントで思わぬ後退
 約47秒ほどの素早いピットワークとヘイキのイン&平手のアウトラップの頑張りで36号車をかわして2位でコースに復帰するチームワークを見せる。そこから後続を引き離していきたいところであったが、52周目の最終コーナーで激しいバトルを展開していた36号車に右後方を接触されて堪らずスピン。すぐに立て直すも3位に。その前にダンロップコーナーでの300クラスとの接触でフロントのカナードと呼ばれる空力パーツが無くなる不運でバランスが崩れてしまい、手負いの状態となっていた。55周目に6号車にパスされたが36号車にペナルティが科されたため61周目に3位に戻ったものの、バランスを失っていたためペースが上がらず63周目に37号車にパスされ4位に後退という憂き目に。そして、72周目にヘイキとバトンタッチとなった。

第3スティント:ヘイキが我慢の走りで7位フィニッシュ
 各車2回目のピットアウト後、77周目の1コーナーで23号車を抜いて4位を堅守。だが手負いのマシンでペースを思うように上げる事ができずに苦戦するヘイキは80周目に逆に23号車に捉えられてしまい5位となったが、一進一退の攻防で23号車に再び追いつきバトルを展開した。だが96周目には100Rで堪らずオーバーランしてアウト側のゴミを拾い失速して6位に。97周目には7位後退と本来の力を失ったマシンをねじ伏せながら我慢の走りとなったDENSO KOBELCO SARD LC500。結果、熾烈を極めた過酷で壮絶となった決勝レースで奮闘の7位フィニッシュとなった。ドライバーポイントでは4点を獲得(計15点)、チームポイントでは7点を獲得(計21点)し、ランキング4位となった。今回の雪辱を果たすべく臨む次の第3戦は5月20日(土)・21日(日)に2年振りの開催となるオートポリスで行われる。

DENSO KOBELCO SARD LC500
DENSO KOBELCO SARD LC500


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