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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.08 17:26
更新日: 2017.08.15 15:16

Audi Team Hitotsuyama 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | Audi Team Hitotsuyama 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

Audi
Team Hitotsuyama

Press release – 2017.0808 – 006
08/08/2017

Race Report

2017 AUTOBACS SUPER GT
Round-5 / FUJI GT 300km RACE

Hitotsuyama Audi R8 LMSが今季初入賞。
シーズン後半に向け弾みとなるレースに。

 Audi Team Hitotsuyamaは、2017年8月5日、6日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたSUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」を10位で完走しました。今季初入賞を果たしたことで、シーズン後半に向け弾みとなるレースになりました。

 チーム、ドライバー、そしてマシンともに着実にそのパフォーマンスを向上しながら、今季はまだ入賞のないAudi Team Hitotsuyama。この流れを断ち切るべく、リチャード・ライアンと柳田真孝が真夏の富士300kmレースに挑みました。

Hitotsuyama Audi R8 LMS

▱予選

 8月5日、台風5号の影響か、富士スピードウェイは朝から日差しはあるものの雲が広がり、すっきりとしない空模様に見舞われました。そんな状況のもと、午後の公式予選に先がけ、まずは8時50分から公式練習が行われました。Audi R8 LMSにとって富士スピードウェイはどちらかといえば不得手なサーキットですが、1分39秒086のベストタイムでクラス4番手となり、Audi Team Hitotsuyamaは幸先の良い滑り出しを見せます。

 そして臨んだ公式予選。ご存じのとおり、SUPER GTの予選はQ1、Q2の2段階のノックアウト方式で行われます。Audi Team HitotsuyamaはQ1のドライバーとしてライアンをコースに送り出します。Q1突破は確実と思われていましたが、想定よりも低い気温27℃、路面温度33℃というコンディションにライアンが苦戦。1分38秒901のベストタイムをマークしたものの、14番手のマシンとわずかコンマ017秒差で15番手となり、痛恨のQ1敗退となりました。

 チーム代表の一ツ山亮次は、「公式練習がクラス4番手ということで、予選に関しても楽観視していました。しかし、想定していた気温、路面温度よりも低い状況で、持ち込んだダンロップタイヤがそのパフォーマンスを発揮できませんでした。ダンロップを履く他のFIA GT3勢も同じような状況だったので仕方ありませんが、Q1で15位からのスタートが確定したのは予想外でした」とコメントしました。

予選結果
P1 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/ショーン・ウォーキンショー
P2 #7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミュラー/荒 聖治
P3 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P15 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝

レースウイークにはリチャード・ライアンとWRTのエンジニア、ミゲル・ガルベスの誕生日パーティも行われた。
Hitotsuyama Audi R8 LMS

▱決勝

 8月6日、雲は多いもののドライコンディションに恵まれた富士スピードウェイ。夏休みとあって3万3500人の大観衆が見守るなか、15時25分からいよいよ決勝レースが始まりました。

 ローリング方式のスタートは柳田が担当。「Q1敗退といっても、コンマ2秒のあいだに何台ものマシン競っているような状況ですので、決勝ではアベレージスピードの高いAudi R8 LMSにより着実に順位を上げていく戦略でした」とはチーム代表の一ツ山亮次。

 ところが、気温29℃、路面温度36℃という状況下でもタイヤの温まりが悪く、また、スタート直後の混乱の影響もあって3周目には20番手までポジションを落とす苦しい展開を強いられます。その後は安定したラップを刻み、ポジションを維持した柳田でしたが、混雑する状況から抜け出すべく、チームは早めのピットストップを決断、26周が終わったところで柳田からライアンにドライバーを交替しました。長いスティントになることから、ドライバー交替直後はタイヤを温存する走りに徹したライアン。

 ライバルたちがひととおりピットストップを終えた時点では15、6番手のポジションでしたが、残り20周を切ったあたりから前方のマシンより明らかに速いラップタイムで周回を重ね、着実に順位を上げていきます。そして残り数周というところで10位に浮上。ライアンはそのままポジションを守り、今季初入賞を果たすことになりました。

リチャード・ライアン
柳田真孝

決勝結果
P1 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一/ショーン・ウォーキンショー
P2 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P3 #31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀/久保凜太郎
P10 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝

チーム代表 一ツ山亮次のコメント
リチャードに代わった後半、順位が落ち着いたところで15、6番手を走っていましたが、前との差がさほどなかったので、「彼ならきっとやってくれる!」と確信していました。実際、最後の数周でなんとかポイント圏内まで追い上げたリチャードを頼もしく思いますし、私自身とても勇気づけられました。
去年はこの富士で熾烈なトップ争いを繰り広げたのちに2位表彰台を獲得していたことから、まわりの期待が大きい反面、BoPを含めて、いまのポテンシャルではそこまでは厳しいと思っていただけに、まずはポイントを獲得することができて、ホントにホッとしています。とにかくシーズンの前半は流れが悪かっただけに、今回ポイントを獲得してチームメンバーの表情も明るくなりました。
次の鈴鹿1000kmは、一発の速さよりアベレージスピードが要求される戦いで、Audi R8 LMSの実力を発揮するにはもってこいのレース。この富士で流れが変わったので、次のレースからはもっといいところを目指せると思いますし、終わってみれば表彰台という展開も十分狙っていけますので、引き続き応援よろしくお願いします。

Official Facebook page of Audi Team Hitotsuyama.
https://www.facebook.com/hitotsuyamaracing


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