レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.16 13:39
更新日: 2017.08.16 14:07

30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 30号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

公式予選 Q1 8月5日(土)14:15~14:50

 天気予報では、ちょうど予選が行われる頃に弱雨との情報があったものの、幸いにして上空には灰色の雲が浮かんでこそいたが、雨は降り始めることなくドライコンディションは保たれることとなった。
 
 今回もQ1担当は佐々木選手。雲が多かったため、気温は27度、路面温度は33度とやや低めではあったものの、想定の範囲内で問題はなし。アウトラップだけでなく、さらに2周をウォームに当てて、いよいよ「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」のアタックが開始。
 
 しかし、最初のアタックは1分40秒433とやや不発気味であったため、いったんクールダウンを行い、再度コースを佐々木選手は攻めていく。

 佐々木選手はミスなく、きっちりとアタックを完了。決勝重視のタイヤを選んでいたにもかかわらず、1分38秒566をマークして6番手につけることになった。そして、Q2で控える永井選手に無事バトンを託すことにも成功した。

公式練習 Q2 8月5日(日)15:20~15:32

 佐々木選手からのインフォーメションをしっかり聞いた後、やや緊張の面持ちでQ2に挑んでいった永井選手ではあったが、その走りは実に堂々としたものだった。
 
 入念にウォームアップを行なった後、最初のアタックから1分40秒254をマーク。このタイムでもレースウィークの自己ベストは更新されていたが、それに留まらず。なんと続いてのアタックでは、38秒760を記録したのである。これにはピットも騒然、歓声も上がることとなった。

 なんと、佐々木選手のコンマ2秒落ちのタイムで9番手に! ピットに戻ってきた永井選手は、笑顔でスタッフに迎え入れられることとなった。5列目グリッドから決勝をスタートする「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は、決勝でもまだまだ飛躍が望めそうだ。

永井宏明選手

「やっと何も起こらず、予選を終えることができました。自分的にも1周まとめて走ることができましたし、これは上出来かな(笑)、そう思います」

「決勝はどちらがスタートか分かりませんが、もっと前を! せっかくここまで順調に来たので、しっかり走ってポイントを獲る、そんなレースをしたいと思います」

佐々木孝太選手

「今回は練習からハイブリッドの調子が良いので、やっとセットアップができたり、永井さんの走り込みができたりしたことで、ものすごくいいタイムを出してくれました!」

「本当にこのいい流れをずっと保っていければ、ポイントは獲れると思うし、もしかしたら凄いチャンスのあるレースなので、なんとか頑張りたい。タイヤは硬めを選んでいるので、もっと涼しくなると分かりませんが、熱くなる分には全然問題ないと思います」

金曽裕人監督

「永井選手の、ドライバーとしての進化が半端なくすごかった! セクター1で少しミスをしているのですが、それさえなければ7番グリッドあたりで行けた可能性がすごく高くて、今まで努力してきた成果が出てます」

「走りに関しては感動とともに、非常に満足しています。タイヤに関しても、シャシーに関しても非常に良いく、乗りやすくコントロールしやすいという評価も得ているので、決勝では確実にポイントを獲りたい。今期はまだノーポイントなので、プリウスにとって苦手なサーキットだが、明日はしっかり走りきってポイントを1点でも多く獲ろうというのが目的です」


関連のニュース