公式予選Q2 10月7日(土)15:45~15:52
路面状態の向上もあって『#30 TOYOTA PRIUS apr GT』にはいったんドライタイヤが装着されたが、まだ性能を発揮できる状態ではないと判断され、開始直前になってウェットタイヤに変更。そのため、3戦連続でQ2に挑むことになった永井選手は、他のマシンとはややタイミングをずらしての走行開始となった。
いわゆるダンプコンディションの難しい状態に対して、1周を慎重にウォームアップに充ててからアタックを開始。いきなり1分41秒802という好タイムをマークする。
その後、もう一回アタックをかけたものの、ここではタイムアップは果たせず。しかし、13番手につけて『#30 TOYOTA PRIUS apr GT』は、決勝レースを7列目イン側のグリッドからスタートを切ることが決定した。
永井宏明選手
「このコースを走るのは昨年に続いて2回目なので、走り出しからスムーズでしたし、しっかりクルマの感じもつかんで練習できたので、いい立ち上がりとなりました。Q2の感触としては、クルマは問題なく仕上がっていたんですが、失敗した部分も多かったし、攻めきれないところもあったんですけれど、まずは経験を積めたのでよかったと思います。しっかり結果につなげられるような位置からスタートできるので、決勝は頑張ります!」
佐々木孝太選手
「Q1通過は、僕的にはよくできたと思います、難しいコンディションの中、一発タイム出せてQ1通れて。永井さんにちょっとでも走る機会をと、さすがに雨の難しいコンディションでは無理かな……と思っていましたが、それができて良かったし」
「永井さんは本当にいいパッケージングで行けば、いいタイムを出せるところまで来ていたので、それは本当に嬉しく思います。しっかり次につなげてもらえれば。決勝は正直、ストレートが厳しいので勝負にはなりにくいでしょうが、予選のようなコンディションになった時に何らかのチャンスが残っていると思うので、最後まで諦めずに走ります」
金曽裕人監督
「永井選手にとってGTでのウェットコンディションのアタックは初めてだったので、かなり攻めすぎて、まとめきれませんでした。このサーキットは2年目で走行経験が少ないから仕方ない。だからこそ、Q2でのアタックは、今後の為になりました」
「なにより、永井選手のファイターとしての攻めの姿勢を見られた事が、非常に嬉しかったです。決勝に向けては、しっかり作戦は立てているので、そう悪くない位置からのスタートだと思います。孝太に関しては、格の違いを見せてくれました。さすが!!としか言えません」