■来季もDTM参戦は決まっている。でも日本にも戻りたい!

──初のDTMシーズンが終わったばかりで時期尚早かもしれませんが、来季のシートについてはすでにアウディと話し合いをしていますか?
LD:すでにアウディとの2018年の契約は済ませているので、来季もDTMに継続して参戦するよ。前進したり、後退したり、一歩ずつ新たな気持ちで今季のDTMではレースやマシンを学び、経験を積んだと思う。今季はアウディの圧倒的な勝利で終えたように、アウディRS5 DTMのパフォーマンスは素晴らしいし、担当のエンジニアとも理解し合っている。来季に向けての課題は自分自身でよく分かっているので、シーズンオフのテストではそれを確認して、少しでも来年はいいレースをしたいと願っている。勝てるチャンスは平等に与えられているのだから、僕なら成し遂げられると信じているよ。

──噂によると、あなたは「スーパーGTに復帰したい」という願いをもっているとも聞いていますが、日本のチームともコンタクトを取っているのですか?
LD:すでにアウディと契約を済ませているからね。DTMの来季のカレンダーにもよるけれど、スケジュール的にスーパーGTとDTMを両立するのは難しいと思う。日本ではとても素晴らしい経験を積んだし、お世話になったチームには特に良くしてもらったよ。数々のファンタスティックなレースを戦ってきた。日本のサーキットのレイアウトは素晴らしく、日本の熱狂的なファンにはずいぶんと支えてもらった。絶対にいつかまた日本に戻ってレースをしたいと願っているけど、残念ながらその時がいつとは確実には言えない。でもオファーがあればすぐにでも日本へ飛ぶ準備はできているよ!

──現在、あなたはスーパーGTとDTMの両方を知る唯一のドライバーですが、大きく両方のシリーズの違いを、ドライバーの立場で教えてください。
LD:まずいちばんの違いは、スーパーGTでは1台のマシンを2名のドライバーでシェアすること。DTMでは自分ひとりだけのためにマシンが用意されている。僕の個人的な意見では、チームメイトと1台のマシンをシェアする方が好きだ。レースそのものでは、DTMはスプリント、スーパーGTはセミ耐久でドライバー交代があるほか、タイヤなどでもレギュレーション上でいくつか大きな違いがある。でも、DTMとスーパーGTでそれぞれ特徴を出していて、その違いを楽しんでいるよ。ただドライバーとしては、タイヤはやはりワンメイクじゃない方がいいね。DTMでは自動車メーカーのマーケティング的な要素という意味で、レースに占めるメーカーの色がとても濃く、全チーム、全ドライバーがワークス参戦だが、日本ではそこまで強くないという点から、チームオーガニゼーションという意味でも大きな違いを感じる。

ピット作業を行うデュバルのアウディRS5 DTM
ロイック・デュバル

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