更新日: 2016.05.30 22:47
オートポリス、9月まではイベント開催できず。10月からの営業再開へ総力
平成28年熊本地震の影響で、コースやパドックビル等に被害を受けた大分県日田市にあるオートポリスは5月30日、今後の営業再開についての案内をホームページに掲載した。
阿蘇の山間にあるオートポリスは、平成28年熊本地震の本震の影響でコースにヒビが入ったほか、パドックビル等の施設にもダメージを受け、5月に予定されていたスーパーGT第3戦、さらに9月10〜11日に予定されていたスーパーフォーミュラ第5戦、全日本F3第13戦/第14戦も中止が決定していた。
そんななか、オートポリスは30日に今後の営業再開予定についてアナウンスを発行した。現在、オートポリスでは国際レーシングコース、レイクサイドコース、ジムカーナ場について使用にあたる最低限の設備であるコース、パドックビルの安全検査、復旧工事、コースカメラの修復を急いでおり、10月からの営業再開を目指し総力を上げて作業を進めているという。
ただ、9月末までのイベント、レースについては「カレンダーどおりの開催ができないと判断いたします」としている。今後のイベント、レースの開催有無については、ホームページ(http://www.autopolis.jp)で告知されるという。
モータースポーツ界では、スーパーGT第2戦を皮切りにスーパー耐久、全日本F3、スーパーフォーミュラ、GAZOO Racing 86/BRZ Race、さらにはドイツで開催されていたニュルブルクリンク24時間でも、日本チームがくまモンのステッカーをマシンに貼り復興支援の思いを伝えたり、脇阪寿一は『SAVE JAPAN』の活動を通じて、復興支援に取り組んでいる。
オートポリスの復活は、モータースポーツファン、そして関係者の共通の願いだ。営業再開の日を心待ちにしたい。