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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.02.13 21:54
更新日: 2016.03.14 22:15

NSXハイブリッド非搭載の衝撃。その理由は?

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スーパーGT | NSXハイブリッド非搭載の衝撃。その理由は?

■ハイブリッド非搭載の理由は、バッテリーの供給元
 しかし、NSXコンセプト-GTは予選やレース中はしばしば速さをみせたものの、2014年、15年ともにシーズン1勝のみに留まっていた。原因として、ハイブリッド分の重量が負の影響を及ぼしているのではないかという説があった。当然他車よりも重ければブレーキングや加速で不利になるうえに、タイヤにも優しくない。また、レーシングハイブリッドは決して燃費を助けることが第一ではないため、重量分の燃費の不利がハンデとなり、給油時間も明らかにチャンピオンを獲得したニッサンGT-Rよりも長かった。

 12日、ホンダから発表された「ハイブリッドシステム非搭載」の報は、クラス1規定3年目に向け、重量軽減によりライバルとのパフォーマンス差を減らすことが目標なのか……!? とも思われた。しかし、発表会の質疑応答の際、松本雅彦ホンダGTプロジェクトリーダーは、この考え方を否定し、バッテリーの供給元の都合によるものだと強調した。

「昨年、バッテリーサプライヤーから『バッテリーを供給することが非常に厳しくなった』という連絡がきました」と松本プロジェクトリーダーは語った。

「他に代替として、私どもで制作するということを念頭に置いて考えてはいたのですが、開発の期間、そして費用等も含めて非常に厳しいという判断となりました。その結果、今年から非搭載として、やむなく参戦することになりました」


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