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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.07.22 20:40
更新日: 2016.07.22 20:44

SGT:SUGO戦のキーワードは“GT-R包囲網”&“富士不運組”、そして“JAF-GT勢”

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スーパーGT | SGT:SUGO戦のキーワードは“GT-R包囲網”&“富士不運組”、そして“JAF-GT勢”

 そのZENTは、高木虎之助監督が「明日の練習走行で走ってみてからだね。そこで持ち込みのセットアップがよかったら、ある程度は行けると思う」と話すように、天候とタイヤとクルマのセットアップがポイントになる。搬入日の金曜のSUGOが日差しが強く、初夏の雰囲気十分だったが、土曜からは曇り空で気温は下がる見通し。レース観戦には暑すぎず適度な気候になりそうだが、チーム&ドライバー側としては低い気温に、どこまで持ち込みのタイヤ、セットアップが適しているのか、実際に走らないとわらない部分が多い。

「今回のSUGOは非常に大事なレース」と石浦宏明が語るように、ZENTは必勝態勢でSUGOに臨む。いずれにしても、RC F陣営としては予選が勝負どころになりそうだ。GT-Rとは、予選一発のタイムでは決勝のレースペースほど差は大きくはない。なんとかGT-R陣営の前のグリッドを奪えれば、コース幅の狭いSUGOで優位にレースを進めることができる。

 昨年のSUGO戦で見事な勝利を飾ったRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。今回についてはホンダファンには若干、気の毒ではあるが、NSXに昨年のような勢いが見られない。事前のSUGOテストではRAYBRIGがトップで終えたセッションもあったが、これまでの2戦のレースを見る限り、相対的なパフォーマンス関係で考えると、ライバル2車との差は大きい。今年、ハイブリッドを下ろしてからのセットアップの詰めなどがまだまだのようだが、なんとかミッドシップに適した中高速コーナーが多いこのSUGOで、今後に向けてのよいきっかけを作りたい。

2連勝でランキングトップを独走するMOTUL。このSUGOではウエイトハンデがきついがレースで入賞が狙えるか。
2連勝でランキングトップを独走するMOTUL。このSUGOではウエイトハンデがきついがレースで入賞が狙えるか。
 
 GT300は事前の情報からも予想からも、圧倒的にJAF-GT勢が強そう。その中でも大本命に挙げられるのが25号車のVivaC 86 MC。チームのエースでありエンジニアでもある土屋武士も「これまでのテストでいくつか改良を加えて、クルマはこれまでで一番いい状態に仕上がった。レーシングカーとしても、僕がこれまで乗ってきたクルマの中でも最高の状態。ただ、今回はほかのJAF勢も速いので、勝には運も必要だと思う」と今週末の手応えと展望を語った。

25号車のVivaCのほか、31号車TOYOTA PRIUS apr GT、61号車のSUBARU BRZ R&D SPORT、UPGARAGE BANDOH 86がJAF勢の優勝候補。GT3勢ではこのSUGOと相性のよいアウディR8がJAF勢に一矢報えるか。アウディ陣の中でも、Hitotsuyama Audi R8 LMSが有力候補の一台になりそうだ。


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