2016 AUTOBACS SUPER GT Rd.4 SUGO 予選

GT300
#55 ARTA BMW M6 GT3

JAF-GT勢になんとか食らいつき予選6位

 約2ヶ月半ぶりのレースとなったが、チームはこの間にテストを重ね、このレースに向けて準備を整えていた。持ち込みのセットは鈴鹿、SUGO、富士のテストで良かったところを組み合わせたもので、バランス自体はそこそこ狙い通りのところに到達していた。しかし、細かいところで車のコントロールが難しくなる挙動が出ていたので、それに対して細かい調整を進めていった。

 Q1は小林崇志がタイムアタックを担当した。気温が低かったので、小林は早めにタイヤを暖めてアタックを開始。その時点でQ2進出は確実と思われるタイムを出し、6番手でQ1を終えた。

 JAF-GTがとても速いので、セカンドグループのトップを目指していた高木真一はタイムアタック中にトラフィックに引っかかり、最も良いタイムアタックのタイミングを逃してしまった。しかし、気を取り直して再アタックを開始。高木はJAF-GTには太刀打ち出来なかったものの、GT3勢の中では2番手のタイムを叩き出し、6番手から明日のレースを戦う事になった。

土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「予選は上出来かな?トラフィックに引っかからなければ5番手は行けただろうね。明日は粘り強く走って表彰台の一角を狙いたいです」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「ブリヂストンのタイヤは予選でのパフォーマンスが非常に高いので、決勝へ向けたセットを進めていました。予選では二人とも実力を発揮してくれて、6番手という戦えるポジションを得る事が出来ました。明日は少しでも前に出られるように作戦を練っていきたいです」

高木真一選手のコメント
「車のバランスは徐々に良くなってきているので、GT3勢のトップを狙っていました。トラフィックに引っかかってしまって予選は失敗しました。決勝に向けてもまだまだ改善していかなくてはならないところがあるので、JAF-GT勢に引き離されないように車を見直したいと思います。表彰台を狙っていきたいですね」

小林崇志選手のコメント
「JAF-GT勢が速いのはわかっていたので、GT3勢の中のトップを目指していました。レースではJAF-GT勢が逃げる展開になると思いますが、粘り強くレースを戦って、表彰台の一角を狙っていきたいです」

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