GT500クラスの周回数で88周を終え、レースは折り返し。GT300クラスの上位陣は2回目のルーティンピットを終えて、トップはARTA BMW。約30秒後方の2番手にHOPPY 86、3番手にLEON AMG、4番手に初音ミク AMG、5番手にGAINER TANAX triple a GT-Rが続く。

 82周目、ライバルとピットタイミングが異なるLEON AMGが3回目のピットへ。これで初音ミク AMGが3番手に繰り上がる。

 初音ミク AMGをドライブする谷口は、先行するHOPPY 86の近藤に迫ると、88周目にはテール・トゥ・ノーズに。すると、その周のレクサスコーナーへの飛び込みで谷口は近藤のインをついてオーバーテイク。2番手にポジションを上げた。

 ポジションをひとつ落としたHOPPY 86の近藤は90周目にパナソニックコーナーでライン取りがワイドになりランオフエリアへ飛び出すと、そのままピットへ。ここではタイヤ交換はせず、給油とドライバー交代を行ってマシンを送り出した。

 99周目には31号車プリウスもピットイン。こちらもタイヤ無交換でコースに復帰した。

 101周目には2番手以下に約45秒のアドバンテージを築いたARTA BMWが3回目のピットイン。こちらは四輪交換と給油、ドライバー交代のフルサービスを行い続けながらトップを守り続けている。

 上位陣が3回目のピットストップを終えた後、4番手を走るHOPPY 86は前を走る31号車プリウスに接近していく。互いにタイヤ無交換で4スティント目に臨んでいる2台は、じわじわと差が縮まると、117周目のホームストレートでHOPPY 86が31号車プリウスのスリップに入って加速。TGRコーナーのブレーキング勝負に持ち込んだ。

 迎えたTGRコーナー、HOPPY 86は31号車プリウスのイン側に飛び込むがオーバーテイクには至らず。続くコカ・コーラコーナーではイン側に3号車プリウス、アウト側にHOPPY 86がつける形となる。すると、ここでアウト側にいたHOPPY 86はそのまま豪快にコカ・コーラコーナーへ飛び込んでオーバーテイク完了。3番手を奪い返した。

 3番手に浮上したHOPPY 86は122周目に最後のピットイン。ここではタイヤ四輪交換を行い、最終スティントを松井孝允に託した。また4番手の31号車プリウスは125周を走り切ってピットイン。こちらもタイヤ4本交換を行い平手晃平が乗り込んだ。インラップやピット作業が奏功し、31号車プリウスはHOPPY 86の前でコースへ戻り事実上の3番手へ返り咲いた。

本日のレースクイーン

伊達望だてのぞみ
2025年 / スーパー耐久
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