▱決勝

決勝日の11月11日は、シーズンを締めくくるにふさわしい好天に恵まれました。19番手からスタートのAudi Team Hitotsuyamaでしたが、昨シーズンのもてぎ戦ではリチャード・ライアンが最後尾 スタートから暫定トップまで追い上げています。そこで、今回もライアンにスタートを託し、逆転の望みをかけることにしました。

チームの期待に応えるように、ライアンはオープニングラップで4台をかわして15番手にポジションアップ。さらに4周目にもひとつ順位を上げて14番手に浮上します。

「昨年同様、タイヤ無交換でいく作戦でしたが、今年は気温が高かったこともあり、『リヤタイヤがタレてきた』とライアンから無線が入りました」(一ツ山)

ライアンはリヤタイヤを労りながら23周を走り、富田にマシンを委ねます。

リヤ2本を新品タイヤに代えたHitotsuyama Audi R8 LMSで、富田は果敢な走りを重ね、38周目には 11番手まで順位を上げます。しかし、ポジションアップもそこまで。「上位のマシンに比べるとレース中のラップタイム差がコンマ5秒以上ありましたので、トップ10からスタートしたとしてもポイントを獲得するのがやっとだったかもしれません」とは一ツ山。そのまま富田は11位でフィニッシュ。惜しくも入賞には届きませんでした。

決勝結果
P1 #65 LEON CVSTOS AMG 黒澤治樹/蒲生尚弥
P2 #0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝
P11 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/富田竜一郎

Hitotsuyama Audi R8 LMS

チーム代表 一ツ山亮次のコメント
1年間、応援ありがとうございました。
今年はこれまでで一番悔しいシーズンになりました。ドライバーズポイントも1点です。シーズン前半には、予選で2番手を獲得したり、決勝でトップを快走するなど速さを見せながら、ポイントにつなげることができませんでした。タイヤにまつわるトラブルも相次ぎ、後半はバーストしにくいタイヤが手に入りましたが、それと引き換えにパフォーマンスが落ちてしまい、気がつけばシーズンが終わってしまったという感じです。最終戦のもてぎこそはと思ったのですが、そううまくはいきませんでした。非常に悔しいですし、まったく満足できないシーズンでした。

そんな悔しいなかでも、良い部分はたくさんありましたし、悪い部分は何が悪いのかはっきりしています。また、年々チームのファンや応援してくださる方は増え、チームのメカニックやスタッフ、ドライバーのモチベーションはますます上がってきていて、チーム力は確実にアップしています。来シーズンに向けて、良い部分、悪い部分をしっかりと整理して改善していきたいと思います。すでに2019年仕様のAudiR8LMS”EVO”を仮押さえしております。来年こそはトップチームとして戻って来ることができるよう頑張りますので、引き続き応援いただければ幸いです。

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リチャード・ライアン

富田竜一郎

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