続けてバトンは「まだ来年の1月の発表まではわからないけど、次のシーズンに向けてまだまだスーパーGTを学びたいし、同じように高いレベルで戦えるように準備をしたい。カーナンバー1を付けたことは僕のレース人生でこれまで2010年の一度しかないんだ。だから、カーナンバー1をつけて来年も走りたいね」と、2019年のスーパーGT参戦への希望を述べると、山本が今後について話始めた。

「僕も一緒にカーナンバー1を付けて戦いたい、次の年も守りたいという気持ちと高いモチベーションがあります」と山本は話ながら、前日までF1アブダビGPを訪問していたことにも触れ、改めてF1への熱い気持ちをファンの前で述べた。

「すでに報道でご存知かもしれませんが、昨日までF1アブダビGPに行っていまして、先ほど帰ってきたばかりなんですけど、F1に乗る/乗らないは抜きにして、ずっと子どもの頃から抱いていたF1に乗りたいという夢をまた再び思い起こさせてくれて、アブダビに行かせてもらったことで本当にたくさんのことを吸収して帰って来れた」と山本。

「これからのことはまだ何も決まっていないですし、自分の力だけではどうにもできないこともあるんですけど、そういうチャンスを用意してもらえたことは、自分でチャンピオンを獲ったから用意してもらえたのではなくて、やっぱりJBはじめ、チーム国光のみんな、そしてスーパーフォーミュラでタイトルを獲れたことでTEAM MUGENのみなさんのたくさんの協力があってアブダビに行かせてもらえたことに感謝しています。まだ何も決まっていませんけど、今年得た貴重な経験は必ず自分にとって大きな財産になるでしょうし、この経験を活かさないといけないなと思っているので、来年も一生懸命レースで走りたいですし、またみなさんに応援をしてもらえれば嬉しいなと思います」と話したところで、会場から盛大な拍手が起きた。

 ファンとしては山本のF1挑戦を応援したいところではあるが、もし山本が2019年のF1シートを獲得したならば、そうなると2年目の山本&バトンコンビはスーパーGTでは見れないことになる。それでも会場では山本の挑戦を応援するような温かい雰囲気が漂っていた。これまもまた、RAYBRIG、チーム国光というチームの雰囲気、そして高橋国光総監督、そして山本、バトンの人柄によるものなのだろう。

2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティングに参加した山本尚貴とジェンソン・バトン
進行役のピエール北川氏の軽快なトークで盛り上がった2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティング

2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティングに参加した山本尚貴とジェンソン・バトン
平日の開催にも関わらず多くのファンが訪れたホンダ青山ウェルカムプラザ。本日まで100号車RAYBRIG NSX-GTが展示されたいた
2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティングに参加した山本尚貴とジェンソン・バトン
「スーパーGTの印象はイージーだった」と話した直後に「ウソです。とてもタフなカテゴリーでした」とジョークで会場を沸かせたバトン
2018 SUPER GT 応援感謝 ファンミーティングに参加した山本尚貴とジェンソン・バトン
イベントの最後には高橋国光総監督、山本尚貴、バトンとファンが記念撮影

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2025年 / スーパーGT
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