暫定トップだったエヴァRT初号機 X Works GT-Rが81周目にピットへ向かうと、GAINER TANAX GT-Rがクラス首位に再浮上。約7秒後方の2番手にARTA NSX GT3、約9秒後方の3番手にリアライズGT-Rが続いていく。
トップを走るGAINER TANAX GT-Rの安田は6秒前後のマージンを維持して周回を重ねていたが、97周を過ぎたころからペースが落ち始め、徐々に2番手ARTA NSX GT3とのギャップが縮まっていくと、99周目には2.5秒まで接近する。
また、後方では3番手リアライズGT-Rと4番手マネパ ランボルギーニも接近。100周目のTGRコ―ナーでインに飛び込んだマネパ ランボルギーニの元嶋佑弥がリアライズGT-Rの平峰を交わし、3番手に浮上した。
GAINER TANAX GT-RとARTA NSX GT3のトップ争いは、チェッカーまで3周の時点で2.1秒差まで接近。翌周には1.1秒差、そしてファイナルラップには0.2秒差のテール・トゥ・ノーズに発展する。
トヨペット100Rでは、安田が操るGAINER TANAX GT-Rの背後に高木のARTA NSX GT3がピタリとつけるが、先行する安田は前にいたGT500のKeePer TOM’S LC500を高木との間に入れてギャップを確保。
ダンロップコーナーから最終セクターでも高木が安田の隙をうかがうが、安田はブロックラインで防御すると、最終コーナーでもイン側ラインを占めて立ち上がるとトップチェッカー。2位ARTA NSX GT3とは、わずか0.239秒差だった。
ARTA NSX GT3は2戦連続の2位表彰台、3位にはマネパ ランボルギーニが入り、小暮卓史がGT300参戦2戦目で表彰台を獲得。ウエットからドライへ路面コンディションが変化するなか、ダンロップ、ブリヂストン、ヨコハマの3タイヤメーカーが表彰台を分け合う形となった。
4位以下は、ポールシッターのリアライズGT-R、追い上げをみせたLEON AMG、初音ミクAMG、エヴァRT初号機 X Works GT-R、Hitotsuyama Audi R8 LMS、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3、GAINER TANAX triple a GT-Rと続いている。
次戦の第3戦は5月25~26日に鈴鹿サーキットで行われる。
