大嶋は9番手で好走していたのだが、これで1周遅れの11番手へと下がる。84周終了時にピットインして山下に交代。好ペースをキープした山下はオーバーテイク等で3ポジションアップに成功、意地の8位入賞を果たした。
大嶋和也選手のコメント
「僕が走った第2スティントと山下の第3スティントは、トップにもひけを取らないペースで走れていました」
「いろいろとあって難しいレースにはなってしまいましたが、僕たちのクルマが変わらずに速いということは決勝であらためて分かりましたし、チームのみんなともう少し頑張って、全体のレベルをもっと上げていければと思いますまだシーズンは先も長いですからね。次戦以降も頑張っていきます」
山下健太選手のコメント
「ウエット路面ではまわりのライバルに比べてちょっとスピードが不足していたように感じましたが、乾いてくるとフィーリングは良くなりましたね。最後のスティントではタイム的にもかなり速かったですし、乗っていてもすごく乗りやすかったです」
「全部ドライで戦えたらかなり上までいけたと思えましたし、今後につながる感触でした。次の鈴鹿戦ももちろん頑張りますし、その次のタイ大会あたりは大きなチャンスだろうと思っています」
阿部和也エンジニアのコメント
「チームにピットストップのミスが出てしまいましたが、ドライバーがよく頑張って8位までもってきてくれました。最後もペースは速かったですし、そういう意味では良かったと思えますが、同じレクサス、同じブリヂストンの38号車が優勝しているわけですからね。我々も勝たなくては、と思います」
脇阪寿一監督のコメント
「ピットストップでミスが起きてペナルティを受けてしまいましたが、スタッフも反省していますし、これは今後の糧にしていきたいと思います」
「開幕戦での苦戦を受けて、レクサス勢としては今回に向けて開発面で新しくトライをしてきたりしたのですが、我々のチームに関していうと予選日はそれがもうひとつうまく機能せず、タイヤ選択等にも影響してしまうこととなりました」
「これは、この高いレベルで戦ううえではあり得ることです。決勝日に元の状態に戻して進めたところ、速さは発揮できましたし、長いレースのなかでタイヤについても多くの確認ができたことは良かったですね」
「やはりこれを糧にして頑張ります。開幕戦で苦しんだあと、TRDを中心にレクサス勢全体としての努力も実り38号車が優勝したことはうれしく思います」
◆シリーズランキング
大嶋和也&山下健太:10位/3ポイント
チーム部門:10位/8ポイント