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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.06.30 20:57

スーパーGT第4戦タイ:GT300は2台のGT-Rが激闘。最終周にKONDO Racing交わした10号車GAINERが勝利

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スーパーGT | スーパーGT第4戦タイ:GT300は2台のGT-Rが激闘。最終周にKONDO Racing交わした10号車GAINERが勝利

 トップを走るリアライズGT-Rは29周目にピットイン。タイヤ交換とドライバー交代を39.6秒で済ませると、ピットを終えた車両の先頭でコースへ戻った。

 34周目、暫定トップだったD’station Vantageがピットへ向かうと左側二輪のタイヤ交換を実施。藤井誠暢にドライバーを替えてピットアウトしていった。

 すると、その直後、7コーナーでGT500クラスのARTA NSX-GTが他車との接触からストップしたため、GT500の周回で37周目、GT300の周回で35周目にセーフティカーが導入され、レースは一度リセットされることに。

 この時点でのトップはまだピットインしていなかったグッドスマイル 初音ミク AMG。2番手にシンティアム・アップル・ロータス、3番手にK-tunes RC F GT3と続く。

 すでにピットを済ませた車両の最上位は、4番手につけるリアライズGT-Rで、その後方にタイヤ二輪交換のD’station Vantage、20周すぎにピットを済ませたGAINER TANAX triple a GT-R、GAINER TANAX GT-R、19周目にピットインしたLEON AMGと続いた。

 セーフティカーランは14分後の現地16時13分に終了し、GT300の周回で41周目にレースは再開。すると、このリスタートでGAINER TANAX triple a GT-Rとポジションを争っていたD’station Vantageが3コーナー立ち上がりで縁石外に埋め込まれているスピードバンプに乗ってしまい、マシンがバウンド。この間にGAINER TANAX triple a GT-R、GAINER TANAX GT-Rに交わされてしまう。

 42周目に突入すると、最後までピットを延ばしていたロータス、初音ミク AMGがピットイン。これでリアライズGT-Rが見た目上でもトップに上がり、2番手にGAINER TANAX triple a GT-R、3番手にGAINER TANAX GT-RとニッサンGT-RニスモGT3がトップ3を独占する格好に。

 GT-R GT3勢の後ろには藤井操るD’station Vantageが続いていたが、LEON AMGにオーバーテイクを許し5番手に後退。さらにレース残り5周のタイミングで右リヤタイヤがパンクするアクシデントが発生してしまい、上位争いからの脱落を余儀なくされた。

 すると、今度はリアライズGT-RとGAINER TANAX triple a GT-Rのトップ争いが急接近し、レース残り3周でテール・トゥ・ノーズのバトルに発展する。

 追いかけるGAINER TANAX triple a GT-Rの石川京侍は、11~12コーナーのバックストレートでリアライズGT-Rの平峰一貴に迫るも、最終12コーナー立ち上がり~1コーナーでの加速でリアライズGT-Rがギャップを広げ、一進一退の攻防が繰り広げられる。

 1コーナーから3コーナーまでの長い直線区間でもリアライズGT-Rの背後に迫っていたGAINER GT-Rの石川は、ファイナルラップのインフィールドセクションで、リアライズGT-R平峰がGT500に進路を譲りインを空けたところに飛び込んでオーバーテイク。ファイナルラップでトップの座を奪った。

 劇的な逆転を演じたGAINER TANAX triple a GT-Rはそのまま逃げ切りトップチェッカー。2019年シーズン初優勝を飾るとともに、GAINERにタイ戦2連覇をもたらした。

 2位にはリアライズGT-Rが入り、ニッサンGT-RニスモGT3がワン・ツー。3位にはレース序盤にタイヤ二輪交換作戦を敢行したLEON AMGが食い込んだ。

 2019年のスーパーGT、第5戦は約1カ月の8月3~4日に行われる富士スピードウェイ戦。昨シーズン同様、500マイルのシリーズ最長距離で争われる1戦となる。


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